読書感想文「オレたちバブル入行組(池井戸潤)」

上司を右往左往して、紆余曲折ありながら、やっとの思いで悪代官である上司を懲らしめる日本全国で異例の50%代に近づくお化け視聴率を獲得しました半沢直樹の一話目からの内容である。

 

壮絶な駆け引きと行員としてのプライドが錯綜する中で、行員としての行動力や、そして、意地悪で左遷させようとする本社から臨店調査にくる上司達をギャフンと言わせる半沢の理論武装の攻撃と、半端ない攻撃力が非常に爽快で見る者全てのサラリーマンのヒーローとして読みたくなる一冊。

 

半沢直樹が大流行しました際に、「倍返しだ!」と言うフレーズが全国でまたたく間に広がりまして、よく所属先の職場でもそのフレーズが大流行する形となりました。半沢の一番スゴい所は、部下職員に対して寛大である所です。そして、絶対悪の上司や、顧客を絶対に許さない!徹底的に追い詰める!と言うシーンが大好きで、見るサラリーマンを「よし!」と声高らかに応援したくなる人物であります。

 

同僚からもリーダー的な存在とされながらも、同僚に期待される「半沢なら何とかしてくれる!」と言う雰囲気が読んでいて凄く伝わってきます。行員同士での話し合いも専門用語が飛び交い、「銀行の世界ってこんな世界なんだぁ」と思わず感嘆してしまうような内容であります。

 

また半沢直樹は剣道も得意としており、テレビドラマでは、悪党である顧客を追い詰めた際に、顧客が居直ってかかってくるシーンがあるのですが、持ち前の剣道裁きで、容赦なく、完膚無きまでに打ちのめし、見事に資金を回収します。

 

この時にタッグを組んでいた町工場の社長さんは、何とあの赤井英和さんです。下町の大阪を代表する役作りで、非常にコミカルでありながらも大阪弁が冴える形で私自身も大好きであります。半沢直樹が大阪弁を真似して場の空気が冷えた時は最高に笑いました。絶妙の間で時折、笑いもありますので、安心して読むことができます。

 

(30代女性)

 

 

 

オレたちバブル入行組 (文春文庫)
池井戸 潤
文藝春秋
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