読書感想文「ホワイトラビット(伊坂幸太郎)」
「ホワイトラビット」の読書感想文 伊坂幸太郎の他の小説に出てくる空き巣の黒澤さんが重要なキーマンとして登場。相変わらずのクールぶりである。この黒澤さんの件だけでも伊坂シリーズを読んできたファンにはクスリとさせられてしまう...
「ホワイトラビット」の読書感想文 伊坂幸太郎の他の小説に出てくる空き巣の黒澤さんが重要なキーマンとして登場。相変わらずのクールぶりである。この黒澤さんの件だけでも伊坂シリーズを読んできたファンにはクスリとさせられてしまう...
「AXアックス」の読書感想文 作者のファンであり、久々に出版されたので、直ぐに購入しました。どの様な内容なのか、少し検索して知っていましたが、読み初めて直ぐに引き込まれる氏の手法にはまた驚かせながらも、見えそうで見えない...
「マリアビートル」の読書感想文 物語は、東京から仙台までの一台の新幹線の中で展開していく。一つのトランクを巡るてんとう虫、みかん、れもんの攻防と、中学生である王子と木村のやりとりが大きな2つの主軸となり、それらが互いに絡...
「砂漠」の読書感想文 この話の全てには麻雀が鍵となっていると私は感じた。大学生といえば麻雀だというような安直な考え方のように思えるがその安直さがストーリーの展開を面白いものにしたように感じる。キーマンとなる人物が西嶋とい...
「モダンタイムス」の読書感想文 ちょっと軽いものが読みたいときにちょうどいいかなと思って手にとったのだが、軽いとは言いにくい盛りだくさんの内容だった。近未来、謎解き、バイオレンス、超能力・・・超能力て。少し先の日本という...
「死神の精度」の読書感想文 みんなは、『死神』と聞いたらどんなイメージを持つだろう。骸骨?黒いマントを着けている?長い湾曲した鋭い斧を持ってる?この話は、死神の目線で始まり、数人の人間と関わり、その者が期日で死ぬのか、そ...
「ゴールデンスランバー」の読書感想文① 仙台で首相が爆殺される事件が発生するのだが、何故かまったく無関係な青柳という男が暗殺犯として取り上げられてしまった。明らかに濡れ衣であるのに、何故か用意周到に青柳が絶対に犯人だとい...
「残り全部バケーション」の読書感想文① 伊坂幸太郎の本を読んでみたいなと思いその中でも書店に特集されていた本書をよむことにした。名前の通り人生の残り全部バケーションだという名ゼリフも出てくる。これは、前職を失った登場人物...
「グラスホッパー」の読書感想文 友人の家に居候していた頃に背表紙が気になって、それから3年間ずっと頭から離れなかった。ある夏、書店にふらりと寄った際に、目に飛び込んだのが3年前に私の頭に刻み込まれた背表紙である。 普段あ...
「重力ピエロ」の読書感想文① 何かを愛する時、決め手となるものはなんだろうか。相手なのか、自分の気持ちなのか。許すという行為は、自分のためのものなのか、それとも誰かのためのものなのか。人は皆、ピエロのように仮面をかぶって...
「SOSの猿」の読書感想文 この作品は一見ファンタジーであるが、実はとても身近に感じることができ、深く考えさせられる。主人公と引きこもりの青年の誰かの助けになりたいという思いと、自分には何もできない無力感の葛藤は誰もが一...
「アヒルと鴨のコインロッカー」の読書感想文① 伊坂幸太郎さんの小説の魅力といえば、登場人物の心をつかんで離さない不思議な発言の数々である。同著者の他作品である「ポテチ」では自殺を試みる女性を止めるために「キリンに乗ってい...
「終末のフール」の読書感想文 この本で、私は「いかにして日々生きていくか」ということを学んだ。終末のフールは短編集だが、どの設定も「3年後に地球に隕石が落下してしまう」ということ。登場人物たちはどう生きるか悩みながらも、...
「火星に住むつもりかい?」の読書感想文 この物語はとてもリアリティのあるファンタジーだと思った。危険そうな人物は拷問にかけられ処刑されるという恐ろしい設定があるが、読んでいくとなるほど、「あり得るかもしれない」と思わされ...