読書感想文「お探し物は図書室まで(青山美智子)」
「お探し物は図書室まで」の読書感想文 登場人物5人は年齢や性別も様々。共通点は「私、このままでいいのかな」という悩みを抱えていることだ。ふらりと立ち寄った小さな図書館で出会ったのは、まじめで優しい司書見習いのぞみちゃん、...
「お探し物は図書室まで」の読書感想文 登場人物5人は年齢や性別も様々。共通点は「私、このままでいいのかな」という悩みを抱えていることだ。ふらりと立ち寄った小さな図書館で出会ったのは、まじめで優しい司書見習いのぞみちゃん、...
「黄金比の縁」の読書感想文 理系出身である主人公は、希望就職先となるエンジニアリング会社に入社が決まり、さらに花形のプロセス部へ配属され、順風満帆な社会人ライフを送っていけると意気揚々と仕事にやる気満ち溢れて臨んでいたと...
「死者の奢り」の読書感想文 この本の主人公は大学の文学部に通っている学生である。彼はある日、大学の掲示板で、仕事の募集が張り出されているのを見る。それは医学部が募集した仕事である。その仕事に興味を持った主人公は仕事に応募...
「事故調」の読書感想文 主人公の黒木は元警察官で現在は市役所の職員だ。人工海岸で陥没事故が発生し、9歳の少年が生き埋めになってしまう。その責任の所在を突き止めるために市長からの特命調査を依頼された黒木は、調査を進めるにつ...
「死のロングウォーク」の読書感想文 近未来のアメリカでは「ロングウォーク」という過酷な競技が行われていた。14歳から16歳までの少年・少女が100人集められ、時速4マイル(時速6.4キロメートル)で歩き続ける事が求められ...
「虹の岬の喫茶店」の読書感想文 小さな岬にある喫茶店。そこを経営するのは、若くして夫を亡くした柏木悦子。彼女は一人で店を切り盛りしていた。彼女の仕事は、店を訪れる客のために美味しいコーヒーを入れる事。そして、客のために音...
「こまどりたちが歌うなら」の読書感想文 前職の人間関係と職場の雰囲気に馴染めず退職した主人公は、親戚の人が社長をしている製菓会社へ転職することになる。しかし、その会社ではサービス残業や女性スタッフがお茶汲みをする、等が当...
「リプレイ」の読書感想文 人生にくたびれた働き盛りの主人公は、不仲の妻と電話で話している最中に、43歳で心臓発作を起こし死亡したはずだった。目を覚ますと18歳の時の学生時代の自分に戻っていた。記憶はそのままなので、株や競...
「下町サイキック」の読書感想文 吉本ばななの小説は、小説と言うよりもエッセイに近いように感じる。もっと言えば、エッセイと言うよりも一部の人たちに向けて書かれたやわらかな自己啓発本のようである。しかし、「下町サイキック」は...
「透明な螺旋」の読書感想文 ストーリーは南房総沖で発見された男性の遺体を巡る捜査から始まり、警察がその遺体の身元を特定する過程が描かれていく。遺体には銃で撃たれた跡が。警察の捜査が始まると男性の恋人であり、同居人である園...
「クリムゾンの迷宮」の読書感想文 おとぎ話には、恐ろしい鬼や、化け物が描かれたものがよくあるが、所詮空想上のものである。では、これらを生んだのは何なのだろう。まごうことはない、「人間」である。人間は誰しも、大なり小なり心...
「センセイの鞄」の読書感想文 近くの居酒屋を中心に展開される。そこで出会うセンセイと元生徒ツキコさん。年の差のある変な恋愛譚ではある。 最初は恋愛と思わずに読んでいるが、ツキコの方の気持ちが少しずつ動いているのがわかる。...
「名探偵の呪縛」の読書感想文 名探偵の呪縛は、1作品目の「名探偵の掟」の続編である。主人公はとある小説家で、図書館へ作品の参考がてらに資料を集めに来たとこから物語は始まる。図書館で迷子になり、見知らぬ世界に来た主人公は、...
「マネーロンダリング」の読書感想文 この金融小説は、舞台は2001年の香港、東京、そしてオフショアを舞台にした壮大な物語であり、ミステリー、ハードボイルド、ロマンスといった要素が見事に融合し、他に類を見ない一級品のエンタ...
「みをつくし料理帖」の読書感想文 歴史小説と言えば、どうしてもスポットが当たるのが、武士の生き様や幕末をイメージするが、この小説は少し要素が異なり、江戸時代の料理と言うところがユニークなポイントだ。そして、1人の少女が大...
「体育館の殺人」の読書感想文 この本はタイトルから連想できるように推理小説だ。小説のタイトルどおり学校の体育館で殺人事件が起きる。探偵の登場は遅いがその探偵はその学校の男子学生で学校の使われていない部室で生活しているとん...
「インフルエンス」の読書感想文 80年代の校内暴力渦巻く学校の暗い雰囲気の描写が心に重くのしかかる感じだった。80年代はいわゆる不良の時代で、不良というかヤンキーのかっこよさが美化されがちだけど、別にヤンキーの子たちの美...
「贖罪の奏鳴曲」の読書感想文 冒頭からいきなり幼女殺人事件を起こした過去のある弁護士が死体を処理する、というショッキングなシーンから始まり、暗闇の中の息遣い、川の流れに飲み込まれていく死体の重みが臨場感をもって迫ってきた...
「正欲」の読書感想文 私が読んだのは、朝井リョウ著の正欲という小説だ。インスタグラムの小説を紹介するアカウントの投稿でこの本を知った。その投稿によると、「正欲」を読めば、多様性の考え方について今までの常識が覆ると紹介され...
「同志少女よ、敵を撃て」の読書感想文 この作品と始めて出会ったとき、本の表紙の少女の絵に強く惹かれたことを印象的によく覚えている。レコードやCDのジャケット買いなどは昔やったことがあったが、本の表紙の絵に惹かれて、中身も...
「発達障害サバイバルガイド 「あたりまえ」がやれない僕らがどうにか生きていくコツ47」の読書感想文 私がこの本を読もうと思ったきっかけは発達障害に関する理解を深めたいと思い、発達障害関連の書籍を調べていた際に見かけたから...