ジム・トンプスン読書感想文「残酷な夜(ジム・トンプスン)」2017.01.26これは「生と死」の物語である。トンプスンはこう言っているはずだ。「生こそ死であり、死こそ生である。」と。主人公のビゲロウは殺し屋だ。だが一見するとそうは見えない。身体は小さくティーンエイジャーのような顔つき。だが彼は最高...