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読書感想文「体育館の殺人(青崎有吾)」

「体育館の殺人」の読書感想文

この本はタイトルから連想できるように推理小説だ。小説のタイトルどおり学校の体育館で殺人事件が起きる。探偵の登場は遅いがその探偵はその学校の男子学生で学校の使われていない部室で生活しているとんでもない男だ。

絵にかいたような頑固で頭の固い刑事とクールでいけすかない探偵がぶつかりあいながら安直な刑事の推理に探偵が論理的に反論し事件を解決していくという流れになっている。この本の最大の見どころは密室の謎である。

「読者への挑戦」があり著者は読者にもちゃんと状況の説明を書いてあり、論理的に考えればわかると言っているが実際に事件の謎が解けた読者はどれぐらいいるだろうか。読んでいてわかるが著者からの絶対に解けないという自信が感じられる。

読んでいて自分でも推理できそうな気がするのがそこらへんが絶妙な塩梅で結局先が気になって読み進めてしまった。

登場人物がたくさんいて容疑者にアリバイを聞いていくのだが1人1人分単位で何をしていたが覚えているのがリアルとは違って面白いがそこがはっきりしてないと論理的に説明できないからきっちり時間の説明があるのは読者への挑戦をしているだけのことはある。

読んだ感じは本当に本格推理小説で事件が解決したらそれで終わりではなく探偵と裏の首謀者との話も今後も気になる展開となっている。しかし本格的と言っても現代風にしているというか、そこだけが違和感を感じた。

(30代男性)

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