読書感想文「魂萌え !(桐野夏生)」

自分自身今年40代最後の年を迎えるにあたり、老後の事を凄く考えるようになり、そんな今、まさにという感じで出会った本でした。あらすじを読んで、ああ、自分が行く道だ・・・と思い、読み始めましたが、身につまされるような思いでした。主人公を含め、4人の50代最後の年を生きる女性が出てくるのですが、それぞれの生き方、考え方、に「ああ、あるかも・・・。

 

ああ、そうかも・・・。」と何度も頷きながら読みました。夫を亡くしたばかりの主人公が、夫の死後に夫が過去10年もの間浮気をしていた事を知る。これはとてつもないショックで、私自身結婚生活の長い夫がいますから、夫の死後に10年も付き合っていた浮気相手がいたら、この主人公の心のまんまに思うでしょう。

 

 

 

本当に、この主婦の心の描写が「そうだろう!そうだろう!」と一言一言や行動が頷けますし、読んでて自分だったら・・・と思うと泣けてきた位です。自分が近い将来に行きつく年齢になったからだからというのは大きいです。夫が亡くなった後の子供の態度の変化、老後のお金の心配、実に絶対どこの家庭であり得る話で、トシがいくのが怖いと思う瞬間です。

 

トシとってきたら信頼できるのはお金だけかも!?とか子供も付くものが付いたら、他人より非情?汗。など、この本を読みつつ、物凄く色々考えさせられました。私はこの主婦のように世間知らずではありますが、カプセルホテルのおばあさんとか、受付の訳アリの人とか、そういう人とは間違っても関わらないと思いますが、そこがこの主人公の愛嬌なんですね・・・。

 

亡くなった夫のそば打ち仲間、67歳の元デパート勤務の様子の良い男性との不倫!も描かれており、自分がされたのに、してしまうのね。笑。とも思いましたが、一般論はさておき、旦那さんも好き勝手してたんだから・・・とついつい応援する自分がいました。

 

(40代女性)

 

 

 

 

 

 

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