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読書感想文「少女(湊かなえ)」

「少女」の読書感想文

この少女の本についての感想は、まず高校生2年生の敦子と由紀という2人の主人公がお互いの「死」についての興味のために色々な行動によって死ぬ人はどのようにして死ぬのか、死ぬ人の最後はどのような死に方なのかと言う事を敦子と由紀一人ずつ違う観点から描かれているので凄く不思議ですが、読み続けたくなるような文章になっている。
 
敦子は凄く周りを気にして、周りに話を合わす由紀に不信感というかこれでいいのかと思っていてそして由紀は友達に嫌われたくない一心で、学校の行事でみんなで感動の映像を見ているときに無駄に感動しましたと言わんばかりの涙を流すほど周りに良い子だと主張する子で、性格が正反対の2人なのですがとても仲がいいという。
 
これまた不思議な人間関係だなと私自身凄く思っている敦子が親友の由紀を題材とした小説「ヨルの縄渡り」を書いたのですが、それを学校に置き忘れてしまいその小説を書いた紙を国語の教師(小倉)に盗まれそれを何かに応募して新人賞という賞までいただいちゃって、それを知った敦子はこの国語の教師に復讐をするわけで、そこからどんどん色んな人にも悲惨なことが広がっていくのだ。
 
国語の教師は別の高校に通う女の子と付き合っていたのがわかり、そしてその女の子のことを裏のサイトに由紀が高校の先生と付き合っていると書き込み、その女の子はいじめられてしまうというなんか、今の時代SNSから悪口が広がりいじめられる子がいて、自殺してしまうニュースなどもあり凄くリアリティがあって読んでいると怖くなってきたり、
 
悲しくなってしまったりでも復讐している敦子の気持になると、このぐらい少しの復讐なんだと思う気持ちも分からなくもないという、気持ちの整理がつかないような物語の進み方が私にはツボにはまってしまうのだ。一つ一つ敦子の一人で考えているシーンや、由紀の一人の気持ちを別々にしっかり分けてクライマックスに向かって話が切り替わっていくのも凄く面白かったです、一回読んだらもう一回読み直したくなる。
 
(20代女性)

 
 

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