読書感想文「陽だまりの彼女(越谷オサム)」
「陽だまりの彼女」の読書感想文 私が陽だまりの彼女を読み、印象的だと感じた部分はヒロインの渡来真緒が実は猫だったということである。主人公の奥田浩介は中学生の頃、渡来真緒と出会い、クラスからいじめられていた真緒を助けたこと...
「陽だまりの彼女」の読書感想文 私が陽だまりの彼女を読み、印象的だと感じた部分はヒロインの渡来真緒が実は猫だったということである。主人公の奥田浩介は中学生の頃、渡来真緒と出会い、クラスからいじめられていた真緒を助けたこと...
「生き方は山が教えてくれました」の読書感想文 「山に生きる」とはどういうことだろうか。最初はタイトルに惹かれた。ただそれだけのことなのに、私の見方や価値観を大きく変えることになる。私の見方を変えてくれたのは山の神様の言葉...
「白い犬とワルツを」の読書感想文 「きょう妻が死んだ。結婚生活57年、幸せだった。」この一文から、この主人公サムの人生とはどんなものだったろうと気になった。幸せだったって言いきれるってどんなものなのか。どんな素晴らしい人...
「おばあさんのひこうき」の読書感想文 この本は私が小学生の二年生か三年生かは忘れたが夏休みの読書感想文の宿題の為に学校の図書室で借りた本だ。当時どう感じたかは明確に覚えてはいない。だが、翌年の夏休みの読書感想文の宿題の為...
「容疑者Xの献身」の読書感想文① 衝撃の結末だった。私が推理小説というジャンルに興味を持つきっかけとなった作品である。もともと、本を読むことは好きな方であったが、読むのは専ら偉人の自叙伝や自己啓発本の類であり、小説のジャ...
「キッチン」の読書感想文① あの時はまったく知らなかった感情をいま、こんなにも抱えているんだ。吉本ばなな「キッチン」を初めて読んだのは中学生の時だった。母が買ってきてそれを借りて読んだのを覚えている。母は読みながらひどく...
「海」の読書感想文 表題作「海」では冷静さを保ちながら優しくいられるということがどういう空間であるかということを感じることができた。なぜ受け入れられるかをわざわざ考える必要もなく、自然に受け入れることとはなんと美しいこと...
「流星ワゴン」の読書感想文 この本は人生に自暴自棄になっていた主人公が、交通事故で亡くなった父子に遭遇し、ひょんなことからワゴン車で共に旅をしていく中でこれまでの人生を考え直していく物語である。私も常々、人生をやり直せた...
「むかし僕が死んだ家」の読書感想文 この本を買ったのは、タイトルが目に刺さったからである。「むかし僕が死んだ」とはどういうことだろうと興味を持って手に取った。主人公の男性の、どこか突き放したような、あきらめたような乾いた...
「ステップファザー・ステップ」の読書感想文 「僕たち二人くらい、面倒みられない?」突然13歳の双子の男の子にそう言われたらどうするだろう?あり得ない展開ではある。だって双子の両親がそれぞれの相手と同時に駆け落ちして双子だ...
「ステップ」の読書感想文 この本との出会いは新聞の新刊案内だった。その時は『ふぅん』程度にしか思わずにいたが、それから数日後別の用事で書店に行った時に平積みされたこの本に目が行った。何か吸い寄せられるように購入して早速読...
「口笛吹いて」の読書感想文 子供時代に周りにいた、そして今はどうしているのかわからないそんな子供達を思い出した。その頃の自分は気が弱く、自分の意見もろくに言えずなんとなく周りに合わせるような子供であった。そのおかげで特に...
「永遠の0」の読書感想文① 本を読むのは好きだが、戦争を題材にした小説を手に取ることはあまりなかった。しかし、かなり売れているようだったので、どんなものかと軽い気持ちで読み始めた。読み始めるとどんどんのめり込んでいき、先...
「人間失格」の読書感想文① 私はうだつのあがらない人間であった。学生時代も、社会人になっても、人となじむ事ができず、どうしても孤立する人間だった。 その為、事あるごとに「死んでやろう」と考える暗い人間である。あまり本を読...
「置かれた場所で咲きなさい」の読書感想文① 突然の妊娠、そして結婚、出産を終えた私は寝不足と育児で精神的にも肉体的にも、ぼろぼろだった。仕事が大好きで殆ど仕事しかしていない毎日から、24時間、話の通じない赤ちゃんのお世話...
「ぐでんに候 けんか安兵衛事件帖」の読書感想文 時代小説を初めて読んだ。実在の堀部安兵衛の若き頃。主人公の安兵衛が江戸の町で喧嘩やもめごとがあるにつけ解決してく爽快なドラマだ。私がこの安兵衛ことやっさんに、惚れ込んだのは...
「求めない」の読書感想文 この本のタイトルにハッと目が行った。本屋で思わず立ち読みし即購入した。「求めない」ってどういうこと? 求めないことは、難しい。人はどうしても求めてしまう生き物だから、著者はなるべく求めない生活を...
「まほろ駅前多田便利軒」の読書感想文① 「幸福は再生する」果たしてそうだろうか。小説の最後に書かれた一文を読んだ時、私は自分自身の生きてきた道を省みた。小説内では、不慮の事故で切り落とされた行天の指が再びくっついて再生す...
「あの頃ぼくらはアホでした」の読書感想文① あの頃ぼくらはアホだった。これは東野圭吾のエッセイ。東野圭吾がいかにしてつくられたかが垣間見える本で、思わず共感してしまう内容ばかりである。 子供時代、中学生、高校生、大学生、...
「お兄ちゃんは自殺じゃない」の読書感想文 日本の社会はさまざまなところに深い闇を抱えている。それは警察という公権力であっても決して例外ではない。警察が抱える闇はときに、冤罪事件や裏金問題、不祥事のもみ消しなどとして世間の...
「ぼくがぼくであること」の読書感想文 主人公の秀一は、いつも母親から「あんたはダメだ」と怒られてばかりだ。真面目で頼りない父に生意気な妹、出来の良い兄が二人の家族の中で秀一はうんざりしていた。秀一は何をしても疑われて怒ら...