読書感想文「ウォールフラワー(スティーブン・チョボスキー)」
「ウォールフラワー」の読書感想文 人は、笑顔の裏にも悲しい過去や言い出せない秘密を抱えている。それを周囲にさらけ出せない時に孤独を感じ、自分ではどうにも出来ないような暗闇に迷い込んでしまう。この作品はそんな陰を誰もが抱え...
「ウォールフラワー」の読書感想文 人は、笑顔の裏にも悲しい過去や言い出せない秘密を抱えている。それを周囲にさらけ出せない時に孤独を感じ、自分ではどうにも出来ないような暗闇に迷い込んでしまう。この作品はそんな陰を誰もが抱え...
「うまくいっている人の考え方」の読書感想文① 私はこの数多くを語らない、空白の多い本に流れる空気がとても爽快で、若々しく活力に満ちていると感じた。この本と向き合ってまだ2か月も経っていない。けれども花を生けるように日々水...
「氷点」の読書感想文① この小説は私の人生の励みになる。元々小学校の頃から小説が好きだった私はジャンル問わずなんでも読んでいて、図書館に入り浸る毎日だった。中学生になり、あるスペシャル番組でこの「氷点」をテレビでたまたま...
「図書館の神様」の読書感想文① 誰よりも真面目で一生懸命にバレーに打ち込んでいた主人公のキヨが自分の言葉で部活の仲間を自殺に追い込んでしまうという出来事によって変わってしまいながらも、大人になって人との関わりあいや人の優...
「オズの魔法使い」の読書感想文 グリム童話やアンデルセン童話などと並ぶほど有名な作品だが、ちゃんと読んだことがある大人はどれ位いるだろう。私自信もいつの間にか「知っている」作品として認識していたが、とある機会に恵まれ、始...
「虚ろな十字架」の読書感想文① 私には子供が一人いる。私は、この作品を読むことによって、子供に対する気持ちがさらに強くなった。私はいったい、なにが虚ろなのかが気になって読み始めた。プロローグでは母親が居ない学生の沙織、父...
「ぶらんこ乗り」の読書感想文 「愛しい」という気持ちでいっぱいになる本である。「愛しい」という言葉は帯にも記されていた言葉で、おそらく非常に有りがちな感情なのだろう。だが読後の気持ちは、どうしようもなくその言葉が一番しっ...
「ブレイブストーリー」の読書感想文 私が初めてこの本と出会った時は主人公の亘と同世代で理由は異なるものの両親の離婚について苦しんでいたり、優しい親戚がいたりする境遇が似ていて共感を持っていた。そのため亘の冒険をより自分の...
「クライマーズ・ハイ」の読書感想文 御巣鷹山の航空機事故から、2015年8月12日で30年。あの時の映像は、まだ生々しく今でも鮮明に思い浮かぶ。組織の中で不器用に生きる、報道デスクの悠木。テレビドラマでは熱血漢に描かれ、...
「シャーロック・ホームズの冒険」の読書感想文 本書には「まだらのひも」と「青いルビー」の二本の作品が掲載されており、とても読み応えのある内容だった。一作目の「まだらのひも」では主人公シャーロック・ホームズと助手のワトスン...
「人を動かす」の読書感想文 わたしは「人を動かす」という本を読んでとても印象に残った。この本は、わたしが新卒で入社が決まっていた会社に、入社前に読んでおくようにと支給された本だ。わたしも若かったので素直にその本を読んだの...
「「人間嫌い」の言い分」の読書感想文 私が「「人間嫌い」の言い訳」という題にひかれたのは、私自身が子供の時から人付き合いが苦手であったことが関係しているのかもしれない。社会にでて会社に勤め、否応なく人付き合いをしてきて4...
「子どもへのまなざし」の読書感想文 胎児は母親からどのような影響を受けているのか、また、産まれてからどのように子供を育てていくのが良いのであろうか。初めてこの本を読んだときは、まさに目から鱗だった。赤ちゃんというものがこ...
「思い出トランプ」の読書感想文① 私が向田邦子の作品を知ったのは、社会人になってからである。当時は仕事の失敗が多く、職場の人達とも距離を縮める事が出来ずに悩んでいた。そんな時にこの本に出会ったのだ。「思い出トランプ」は3...
「花が咲く頃いた君と」の読書感想文 この本を一冊読み終わって、すごく名残りおしいような、まだおわらせたくない、この世界にとどまっていたい、という気持ちになり、しばらくは余韻に浸って一人ぼーっとしていた。一冊の中に押し込め...
「戦後史の正体」の読書感想文 今迄日本人として生きてきて、世の中何かしら理屈に合わない事が多々あり、可笑しいと思いながら何も考えず歳だけを重ねた。この「戦後史の正体」を初めて読んだとき、今まで胸につかえていた何かがすっと...
「箱入り息子の恋」の読書感想文 市役所に勤める35歳の独身である雨雫健太郎とお嬢さんである25歳の今井奈穂子の恋の物語だ。健太郎は両親と実家に暮らしていて、昼食に時間になると家に戻って食べるほど家を気に入っている。両親は...
「老人漂流社会」の読書感想文 老人が施設を転々としている実態を実在の老人の過去からの人生を表し、現在にある不具合を紹介した書籍である。自分の将来や老後に漠然とした不安を抱いている人は少なくない。結婚をしていない人、子供が...
「斜陽」の読書感想文① この作品には四人のメインキャラクターが出てくるのだが私はどのキャラクターも自分の正義を貫いていて素晴らしいと思った。見ていて苦しくなる部分もあるのだが、それぞれがそれぞれに愛を持ち、生き抜いている...
「初恋」の読書感想文 初恋と言えば甘酸っぱいイメージがあり、楽しさや喜びや恥ずかしさもありながらもやはり苦さがあるのが一般的な初恋のイメージだと私は思う。しかし、この島崎藤村が書いた「初恋」は少し大人っぽさを感じる。 そ...
「ハチはなぜ大量死したのか」の読書感想文 数年前からニュースで見かけるセイヨウミツバチがいなくなった問題について、この本で著者は包括的に分析し安易な答えを出さず総合的な問題として捉えている。私はこのテーマについて既にネオ...