読書感想文「夫のちんぽが入らない(こだま)」
「夫のちんぽが入らない」の読書感想文① 「夫のちんぽが入らない」という書名、間違っても書店員に問い合わせはできまい。しかし強烈に頭に残るそのフレーズに、私は惹きつけられずにはいられなかった。人には様々な生き方があるという...
「夫のちんぽが入らない」の読書感想文① 「夫のちんぽが入らない」という書名、間違っても書店員に問い合わせはできまい。しかし強烈に頭に残るそのフレーズに、私は惹きつけられずにはいられなかった。人には様々な生き方があるという...
「アンナ・カレーニナ」の読書感想文 タイトルこそ、アンナ・カレーニナといった女性の名前であるが、群像劇のように構成された小説である。アンナだけでなく、誰しもが主人公といった体で書かれており、その都度それぞれの心情がとても...
岩井三四二著の時代小説「崖っぷち侍」(文春文庫)は、全体に平易な文章でテンポが良く、その世界にすっと入っていけるところが読んでいて気持ちいい。読了後、「うーむ、おもしろかったなあ」と自然に息をつける小説なんてそれほどお目...
前作のリカを読んで、続きがあると知りさっそく読みました。前作と同じようにリカの人間を超えた生命力に少し違和感を感じました。全開もピストルで撃たれたのに死ななかった点が納得いかなかったです。でも前作がおどろおどろしくてイヤ...
この本『ST プロフェッション 警視庁科学特捜班』は、ミステリー作家として有名な今野敏の最新作である。STシリーズは、2014年7月からのクールで、テレビドラマでも放送された今野敏の代表作にして、人気作である。シリーズを...
「限りなく透明に近いブル-」の読書感想文 僕の生活は灰色だ。特に面白いことも起こらず、特に特別でもなく、特に不幸でもない。まさしく灰色だ。黒くもなく白くもない。そんな時この本が目に入った。それはさびれた古本屋で、限りなく...
この物語はジブリ映画「魔女の宅急便」の続編の話である。原作はキキが大人になり、母親になるところまでが語られているが、こちらはそれの特別編。キキとジジが出会った、つまりキキが生まれたところから「魔女になる」と決心するところ...
「この世の春」の読書感想文 私は時代小説が苦手です。時代小説はなんだか読んでいてもその風景やら人物やらが頭に入ってこないのです。もともと歴史そのものがあまり好きではなく、知識がないのが原因かもしれません。しかしそんな私が...
「リバース」の読書感想文① テレビドラマの評判が良かったのだが、リアルタイムで見れなかったので、原作本を読むことにした。内容や設定がドラマと原作では違っているようだが、原作での感想を述べたい。まず、私自信この作者の著書を...
「マスカレード・ナイト」の読書感想文① マスカレード・ナイトは東野圭吾のシリーズ物の小説でマスカレードシリーズである一作目のマスカレード・ホテル、二作目のマスカレード・イブに続く三作目だ。まずこの小説が出たということを知...
「女の河」の読書感想文 本作は、平岩弓枝先生の小説です。まだバブルが弾ける前の時代を背景に、男女の愛憎や、必死に試練を乗り越えなようと生きる姿を描いています。物語は、イタリアのミラノから始まります。婚約者を訪ねて来た、若...
「ラブコメ今昔」の読書感想文① 元々、有川さんの小説は読みやすくて好きだったのでこちらの小説も同じく有川さん好きな友人にすすめられて読んでみた。自衛隊の中で働く方の恋愛物語のオムニバスで、その年代や恋する人のキャラクター...
「カササギたちの四季」の読書感想文 この小説は誰も死なないミステリーである。誰も死なないのにミステリーだと?謎はそんなに甘くない、ふざけるんじゃない、と思われるかもしれない。確かにミステリー好きには少し物足りなく感じてし...
久しぶりに物凄く考えさせられた本でした。エンターテインメント性があり一気に読ませ、そういう意味でも大変面白かったのですが、単に面白いとは言えない内容で、暴力団内のトラブルで国外追放された元暴力団員が、タイからベトナムへと...
「わが息子よ、君はどう生きるか」の読書感想文 私は、この本を友人に勧められて読みました。この本はいわゆる自己啓発本ですが、とても読みやすく本嫌いの私でも非常にサクサク読むことが出来ました。友人がどういう理由でこの本を勧め...
この本を手に取った時、私はすがるような思いだった。英語が話せるようになる幻影を抱いて10年以上が過ぎた。中学生から英語教育は始まるが、大学まで進学すると仮定して10年間も英語を勉強するのに、なぜこんなに英語を話せる人が少...
小説の書き方を説明した本は数多くあるが、作家、つまり小説家としてデビューする方法について、戦略的に考えるという新書の出会いは私にとって初めてだった。毎月読んでいる雑誌のインタビューコーナーに、この新書の著者である作家の五...
この本は、わかりやすい!この一言だ。私はこの本をとある法律系の資格試験勉強用に購入し、読んだ。法律の知識が全くない私だったが、とにかくわかりやすかった。具体的にどうわかりやすかったのかというと、はじめのほうは法学で特有の...
旅好きの私にとって行って見て来た所、これから行ってみたいところが沢山の写真と解説により楽しむことができる本である。一度行って目にしたことのある地域について、訪れた時期の季節の違いにより少し違った風景を感じることができ、も...
最後の相場師と呼ばれた是川銀蔵氏の自伝。是川氏に関する書籍は、他者により書かれたものも複数存在するが、こちらは唯一の本人による描き下ろし。是川氏は明治時代の兵庫に生まれ、極貧の育ちから商いの成功を夢みて努力し這い上がり、...
日頃から、ビジネス書をたくさん読んでもっと仕事に活かしていきたいという欲求があり、本屋に立ち寄ってはビジネス書の棚の前で自分に足りていないようなビジネスの手法が書いてある本を読んだり、聞いたことはあるけどよくわからないと...