読書感想文「リターン(五十嵐貴久)」

前作のリカを読んで、続きがあると知りさっそく読みました。前作と同じようにリカの人間を超えた生命力に少し違和感を感じました。全開もピストルで撃たれたのに死ななかった点が納得いかなかったです。でも前作がおどろおどろしくてイヤミス的な内容だったので今回も読んでみました。

 

まずリカの風貌があまりイメージできませんでした。私のイメージではすごく妖怪顔で背が大きくてがたいがよくてとにかく人の目をひくという感じです。でもその風貌ですと周りの人の記憶に必ず残ると思うので、それほどひどい外見ではないのかな、と思ったりしました。今回ははじめに、リカの愛した恋人の手足、目、鼻、口の無い死体が見つかったところから始まります。

 

 

その状態で生きていたこと自体あり得るのか?と突っ込みを入れたくなりましたが、描写などの気持ち悪さでどんどん読みたくなりました。次は警官が殺されましたが、これまた頭部を切り取られたりと気持ちの悪い描写でした。まず、男で警官でリカをおびきよせて、リカのことを知っているのになぜこうもあっさり殺されてしまったのかが疑問でした。

 

この警官が殺された場面は何も書かれていなかったので、警官が何を思ったのか、どのようにしてリカが殺したのか、そのあたりが知りたかったなと思いました。そしてリカは仕事もしていないのにどうやって生活しているんだろうという疑問もありました。物語は前作も登場していた女警官が主人公になり、彼女の視点から書かれている場面が多かったです。

 

彼女の信頼する上司の警官とリカを追い詰めたのですが、最終的にこの上司は廃人となってしまうのです。前作では男らしく頑丈でたくましかったじこの警官が今作では廃人になっている描写が非常に切なかったです。最後のシーンで今回の主役の女刑事がリカに追い詰められ目をえぐられるシーンは最高潮にグロテスクでした。

 

結局恋人の景観を殺された女刑事〈主役の友達)が撃ってリカを殺します。これはあっけなかったです。そしてイヤミスの最後の下りで、この主役の女刑事がリカ化していく・・・。という場面。続きがあるのであれば是非読みたいと思わされました。

 

(40代女性)

 

 

 

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