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読書感想文「海外経験ゼロでも仕事が忙しくても「英語は1年」でマスターできる(三木雄信)」

この本を手に取った時、私はすがるような思いだった。英語が話せるようになる幻影を抱いて10年以上が過ぎた。中学生から英語教育は始まるが、大学まで進学すると仮定して10年間も英語を勉強するのに、なぜこんなに英語を話せる人が少ないのだろうかと思っていた。しかしこの本を読んで後頭部を鈍器で叩かれたような思いがした。
 
答えは「努力が足りない」のだ。著書のタイトルに”1年”という期間の縛りがあるのは、集中的に努力を続けさせるためなのだと思う。著者はソフトバンクに勤めているとき、会議で英語が必要になったという。英語が話せないままではクビ、というすれすれの環境で、仕事をしながら、残業や飲み会もきちんとこなしながら1年で英会話を習得している。
 
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もちろん日本人のすべてが著者と同じような状況ではないだろうが、どのような職業であれ、それぞれのライフステージにおいて、時間に余裕のある人など少ない。そんな時間に余裕のない状況を利用して短期的に、英語を話せるようになるためにこの本は活躍してくれると思う。私も筆者ほどではないが、あまり時間に余裕のない状態で、一年後に控える通訳の資格を取るための勉強プランに悩んでいた時、この本を購入した。
 
英語を勉強したい目的はさまざまだが、さまざまな英語を勉強できるインターネットサイトを紹介しているので、自分の特に弱いところや、英語を学ぶ目的に応じて活用していける。また、時間の作り方や仕事のすすめ方にも繋がるノウハウがあった。なるほど、大手のさらに上層部で働く人は違うな、といった感想だ。
 
こんな忙しい人でもできたのだ。私にもできるはずだと、早速明日から本に書いてある通りにやってみようと思っている。英語が話せるようになりたいけどどうすればいいのか分からない、勉強することが目的になっている、といった方にはおすすめの本。逆にこの本のやり方が向かない人は、英語が話せるようになるのが最終目的でなく、TOEICやTOEFLで高得点を目指したい人や、英語を勉強するのが楽しいから自分のペースでやりたい人だ。
 
しかし本気ですぐにでも話せるようになりたいと意気込んでいる人にはおすすめの本だ。私自身もこの本を参考に、ぜひ一年間のスケジュールを組もうと思う。英語なんてどうせ話せない、とあきらめて終わりにするのではなく、お尻を叩かれた気持ちで取り組んでほしい。そうすれば私とあなたも、「勉強仲間」だ。
 
(20代女性)
 
 
 

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