読書感想文「また、同じ夢を見ていた(住野よる)」

これまでの自分の人生は間違っていなかった。この本を読んで私が得た確信である。この本には幸せを求めた人たちは後悔を抱えていたが一人の老婆だけは後悔や反省を口にせず私の人生は本当に幸せだったと言い切った。そこに私は感慨深いものを感じた。幸せとは人生の最後になってようやく分かるものだと思ったからだ。

 

私はまだ20になったばかりの大学生だ。言うのも恥ずかしいくらいだが私が大学に進学したのは親のすすめであって私自身の意思ではなかった。そもそも私は今まで自分の意思ではっきりと何かを成し遂げたいと思ったことはなかった。

 

人生において重要な局面にはいつも親が助言し私はそれに何の疑問も持たずに従ってきたのだ。そんな私だったが、実家を離れ一人アパート暮らしにするようになって気付いたのだ、自分は幸せなのだろうか?と。私より不幸な人間はいるだろう。だが逆説的に私が幸福であると言い切ることはできない。

 

それは私自身が自分の幸福を実感できてないからだ。親の言いなりで歩んできた私の人生は本当に幸せと言えるのか?そう思うと不安になったこともあった。そんなとき私はこの本と出合ったのだ。確かに私は幸せを実感することはできない。だが、それがどうしたというのだ。

 

私が得た結論は結局のところ、人は人生の最後くらいでしか幸せを判別できないということだ。極論で言ってしまえば自分が今死ぬことになっても満足して死ねるかといったのもである。かなりの暴論かもしれないがそれが私の得た結論である。

 

「人生とはマラソンレースである」とは良く聞くフレーズでもはやチープとさえ言われかねないものであるがそれに例えるなら幸せとはゴール地点から振り返ってやっと見えるものなのだ。つまり今現在の私がすべきことは自分の人生を振り返ることではなく、さっさと歩を進めることにあったのだ。今の私が幸せとか分かるはずもない。

 

言ったモン勝ちと思われるかもしれないが勝てば官軍と言う言葉もある。そして何より私は今、幸せを求めて人生という道を歩き始めている。足を止めている場合などではなかったのだ。だから私は断言できる。私の人生は間違ってなかったと。こうして幸せを求めて歩を進めているのだから。

 

過去ではなく現在が重要なのだ。胸がすく思いとはまさにこのことだろう。私の人生はまだ20数年だというのに後悔も反省も山のようにあり数え切れないほどだ。だけども、それがなんだというのだ。現に私はまだ前に向いて進んでいられる。ならば何の問題もないのではないだろうか。

 

今までの道のりからしてこれからも苦悩や後悔に苛まれるかもしれないというか、するだろう。それは数多くの先人達が証明してくれている。だがそれがどうしたというのだ。はっきり言おう。私はこの本の老婆に憧れてしまったのだ。何を馬鹿なと思うだろうが事実だ。

 

自分の人生が幸せだったと断言することに感動を覚えたのだ。私もいつかこんなことを言ってみたいと。だから私は今日も前を向いていきている。

 

(20代男性)

 

 

題名からして切ない話なのだろうという想像をして読んだ。人間の後悔についてとても考えさせられ、自分のことを振り返るきッカケをくれるような本だ。話の内容は簡単なのだがストーリーを理解するのに少し時間がかかるかもしれない。度々起こる不思議な現象のトリックに気付いた時にはあなたはきっとこの本の意味を深く理解しハッとさせられることに違いない。

 

人は後悔を知らずにはいきていけない。しかしその後悔をいつまでも引きづり悲観して自分を責め続けることは本当に正しいことなのかという人生の難題を投げかけてくれ、解決してくれる内容の本に困っている人悩んでいる人はすごく救われるのではないかと思う。もう会えない人や死んでしまった人には謝ることもできない。

 

だからその時その時に一番いい選択をしていきていかなければならない。その選択が正しいと思っても後々後悔することもあるかもしれない。しかし人の人生はやり直しがきかないのだ。後悔してももう一度やり直すことはできないのだ。そうわかってはいるのだけれど、もしかして今やり直しているの?という現実だか夢だか分からない間で揺れる主人公は私たちのように後悔や悩みをもった人々に希望を与えてくれる。

 

やり直せるのならやり直したいという誰もが思っている気持ちを少しだけ叶えてくれる。この本はそんな夢を見させてくれた本だ。この本を読み終わった時、自分の抱えている後悔について考えさせられる。そして実行できることならば、もう一度やり直したいという気持ちが湧いてくるに違いない。

 

もしその後悔が実行できないものだとしても、きっとこの本を読んだおかげでこれからの人生では後悔のないようにいきたいと前向きな気持ちになれるはずだ。人生は失敗と成功の繰り返しだ。過ちを過ちと認め、次に失敗しないためにはどうすればいいのかということを教えてくれるこの本はたくさんの人々のこれからまだまだ続いていく人生の役に立つに違いないと思えた。

 

(30代女性)

 

 

この物語は、ある小学生の女の子が主人公。ちょっぴりひねくれもの。 学校では、普通の子よりも頭が良く、口癖は「人生とは○○なもの」という。女の子はいつも、学校の授業が終わると、友達である1匹の″ネコ″と遊びに出掛ける。

 

学校では友達と呼べる子が少ないから。「幸せは〜歩いてこない。だから歩いていくんだね〜」「ニャー」。女の子とネコは楽しそうに遊びに出掛ける。それは本当に「幸せ」を探す旅に出掛けるように。この物語は、いわゆる「幸せとは何か?」を考える話。

 

主に3部(人)の構成となっている。まず女子高生の南さん。次に夜の仕事をしているアバズレさん。そして、最後におばあちゃん。ある日、女の子は学校の授業で「幸せとは何か?」を考えるという課題が出される。課題は数週間後の授業参観で発表しなければならない。

 

そこで、この課題の答えを見つけるため、南さんやアバズレさん、そしておばあちゃんらにアドバイスを求める。皆、幸せの考え方は異なり、女の子はいろいろな幸せの考え方があることに気づいていく。そして、アドバイスをくれる3人も、改めて自分自身の幸せを考える中で、過去の過ちや後悔に対して再び向き合うことができる。

 

この女の子と、女の子を取り巻く3人はなぜか名前が明らかにされてない。それが味噌でもある。その他にも女の子を取り巻く学校の環境や、いわゆる「両親共働き」の現代風の家庭環境も細かく描かれている。筆者自身は今回、この物語を読んで幸せとは何かを考えることができた。

 

私は現在、25歳のサラリーマンである。社会に出て3年目を迎えているが、仕事は上手くいかない。まだまだ給料も少ない。そして、プライベートでは彼女も出来ない。これといった趣味もなく、同じような繰り返しの日々である。そんな時、ふとネットでこの物語のタイトルを見て、つい惹かれて購入した。

 

結局のところ、幸せの価値観は人それぞれ違うと考えさせられた。その人が生きている時代や環境によって、幸せという価値観は変化していくものかもしれない。この物語と同じように。筆者自身、現在は悶々とした日々を過ごしているが、これも次の幸せを見つけるまでの途中だと考えることが出来た。

 

(20代男性)

 

 

 

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5 件のコメント

  1. 11251 より:

    おもしろっかたです。
    住野よるさんの作品はだいすきです❤
    幸せとは何か?
     私の幸せは、やっぱり好きな人と一緒にいれることかもしれませんね(笑)
    題名の意味が分かった時は泣きました。 
    もし自分ならって思ったらこんな不思議なことになったらっておもいましたね。
    やっぱり自分なら耐えれないと思うなー
    友達がなくなっていた。って知った時自分も死んでまうかもしれませんね。
    何の意味もないのに。。。
    この出会いは、悲しいいけれどすてきです
    なんかいもなんかいも、読んでも泣ける私のお気に入りの本です。

    君の膵臓を食べたいの映画楽しみです❤
    この本を読んだときもなきましたー
    映画でもなく予定です(笑)

    途中から話が変わってしまいましたが、もう一度。本当の幸せの意味を考えたいと思います❤

    この本に出会えたことに 感謝します❤

  2. kdk より:

    おもしろっかた

  3. magu より:

    【おばあさん】の世界の奈ノ花は、桐生のlive meというサインを見ても、桐生が本当は何を伝えたかったのか、わからなかったのだろうね。
    桐生がLive with meと伝えたかったこと<プロポーズ>に気づいたのは、ずっと後。桐生が他の人と結婚してからだったのだろう。

  4. ある日 より:

    まじ良いでした
    主人公の子大好きです
    僕この子に惚ました
    こーんなことあるんですね
    夢で

  5. あるひ より:

    このほん見ました
    すごくおもしろっかたです

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