読書感想文「車輪の下 (ヘルマン・ヘッセ)」

車輪の下と聞いて思い浮かべるものはなにかわたしは真っ先に駅のホームから飛び込んで轢死してしまったイメージが浮かぶ生暖かい血が止まること無く冷たい車輪の下を染めていくそんな光景が見えてくるもちろんこの作品はそんな血なまぐさい話ではないのだ
 
電車に轢かれるとかそんな描写などはないただわたしは車輪のという冷たい世界観のことを表しているのではないかと思うどのような話かというと少年ハンスは田舎町の頭のいい子供だった現代社会でいうと挫折をしらないエリートのようだ
 
街中の希望と父親の期待を全部背負い込んで一番優秀な学校に入学するこの希望と期待が少年にはいささかすぎたようだった夢も希望もすべて背負い込むほど少年の体は大きくないエリートが集まる中でいかに自分が井の中の蛙を思い知ることになった少年には初めての体験だったんだろうと思う

 
 
日々疲れていき最後には同級生と小競り合いを起こしてしまい学校を去ることに学校を去ったあとは作業員になった一からやり直すには全然間に合う年頃だしかしまわりへの挫折と劣等感が拭えず最後は酒に酔ってしまい川へ転落し溺れ死んでしまったのだわたしが思ったことはどこぞのアイドルが努力は必ず報われる言うが半分正解であり半分不正解なのだ
 
努力すれば誰でも成功者になれると捉えられる努力すれば日本中サッカー選手と野球選手とモデルであふれるだろう努力することは簡単だがそれを継続することが大変だとわかった努力に終着点はなく死ぬまで続くのだこの少年は途中で止まってしまったから転落してしまったのだろうエリート学校に入学するまでがゴールだったのだ問題はそこからまた始まる競争なのにレースを始める前に座ってしまったのだから
 
何事もがんばるのもいいがわたしは身の丈にあった場所が一番落ち着くと思う終わらせることは簡単だが続けることはもっと大変だとわたしは思う身の丈にあわない場所に行けばすぐ車輪の下のような冷たい場所へ堕ちてしまうのだから
 
(30代男性)
 
 
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