読書感想文「夢をかなえるゾウ(水野敬也)」

何か漠然と今の生活に物足りなさを感じている時に出会った1冊。ちょっとふざけたタイトルに軽い気持ちで読み始めたが、読み進めていくうちにどんどん水野ワールドに引き込まれてしまった。かなりふざけた神様ガネーシャと主人公のやり取りは軽快な漫才。自己啓発本を読んでいるのか、お笑いを読んでいるのかたまにわからなくなるくらい読みやすい。

 

それでいてガネーシャが課していく毎日の課題は実に的を得ていて、しかも誰でも読んだその日から始められることばかりなのである。よくある自己啓発本では読んでいる最中には志高く、やる気に満ち溢れてくるのだが、実際の生活の中で何から始めたら良いのかわからなくなり、結局読みっぱなし、ということがよくある。

 

しかしこの本は読みながら、1つずつ実行に移して行こうと思えるのだ。1日1つずつ、小さなことではあるが、なぜその課題にどんな意味があるのかを実にわかりやすく説明してくれている。本を読み終わる頃には、自分に自信がでてくる。この本を読んだからと言ってすぐに夢は叶うわけでもないし、自分の能力が高まるわけでもない。

 

ただ、自分はどんな人生を送りたいのか、どんな人間になりたいのか、という根本的な問題に向き合うチャンスを与えてくれると思う。一見支離滅裂に見えるガネーシャの課題も順番に行動に移していくと、1つの道筋が見えてくる。夢を叶える、ということは実は小さなことの積み重ねであり、偉人と自分の違いは才能以上に努力の差なのだと気付かされる。

 

実際に私は全てではないが、ガネーシャが出した課題を実行した。劇的に毎日は変わらないが、これまで読んだ自己啓発本と違って読んだ後でも生活の一部になっているのだ。人と接するとき、新しいことにチャレンジするとき、場面場面でガネーシャの言葉を思い出す。こんなに日々の生活に近い自己啓発本はあったのだろうか。

 

(30代女性)


 

 

 

こんなに魅力的なキャラクターはいない!関西弁を使いこなすガネーシャに惚れた。良いことを言うだけじゃなく、笑わせるのがうま過ぎる。思わずガネーシャ像を買ってしまった。ただの小説かと気楽に読み始めたが、ガネーシャの鋭い指摘は主人公のみならず、私にも突き刺さってきた。

 

変わりたいと願う気持ちは重すぎるほどあるのに、「でも…」と出来ない理由1つ思いついただけで行動しない自分…。自己啓発本だって何冊も読んでる。なんで変われないのか…。『夢をかなえるゾウ』を読んでやっと分かった。私は行動してない!大好きな人が言うことなら、素直に実行出来るはず。ガネーシャの教えからホントにすぐ出来ることからやってみた。まず「募金する」。

 

節約大好きの私にはこれが結構きつかった。(自分にゆとりないのに、お金あげられない…)と思っていた。しかし、人を幸せに、そして自分も幸せになれる!と自分に言い聞かせ、少しだけ募金。すると、1,2回の募金で、募金することに抵抗がなくなり、今は、(少しでも皆のお役にたてますように)という気持ちに変化した。こうして少しずつガネーシャの教えを実行していけてる自分を誉めている。

 

ガネーシャの魅力がたまらない。そりゃ神様だから上から目線だろうけど、上過ぎる(笑)。幸ちゃん、宗ちゃんと自分が育てたと。偉人のエピソードが、笑いながら親しみをもって読める。大体偉人のエピソードは真面目に、威厳を損なわないよう書かれていて、読むこちらは「はあ〜、やっぱ偉いな…」(私には無理、次元が違う。)と思ってしまう。

 

でもこの本は、偉人も普通の人、あんたらより努力を続けただけ、諦めんかっただけ、動き続けただけ、と教えてくれている。ここからも自分を変える方法、考え方が学べる。面白い、役に立つ、今までの成功本とは違うと、1週間で3回読み直した。

 

読む度にガネーシャに惚れる私。大阪出身で現在北海道に住む私には、ガネーシャの関西弁が何よりの癒やし。くだらないことも山盛り言ってる、それが一番楽しめるところかも。この本に出会えて良かった!

 

(40代女性)


 

 

 

商売のあるべき姿勢を学べる、楽しい小説・実践的な実用書だ。私の愛するガネーシャが、辛い物を食べたら筋肉ムキムキブラックガネーシャに変身し、主人公に夢をかなえる方法を教えていく。今回は、世間から軽んじられていると拗たお稲荷様との勝負あり、ガネーシャがピンチになったり、波乱含みの展開で面白かった。釈迦や元貧乏神のキャラも個性を発揮してて、彼らのやりとりに大笑いされてもらった。話が進む中で、夢をかなえる教えは次々登場するし、結末も心温まるもので読後感も素晴らしかった。

 

数ある教えのなかで最も良かったのは商売についての教えだ。「お客さんを喜ばせるために値段は下げてあげたい。でも仕事続けていくために利益は出さなあかん。そのジレンマに悩むんが、商売のあるべき姿やねん。」ガネーシャのこの言葉に救われた。ウチも品物は売っていないが商売をしている。値段はかなりのネックで、お客さんに「高いから…」と言われることが多い。周りには同業者も多い。ウチより少し安い所はお客さんが多いみたい。でも「じゃあ、あっちよりもう少し安くするか」とやってしまうと、向こうも更に値下げするだろうし、イタチごっこだ。

 

何より、値下げして質が良くなるものではない。むしろ、質は下げるしかなくなるだろう。それは絶対に嫌だ。そんなことを日々悶々と考えていたら、このガネーシャの言葉。自分らがやりたいと思っている姿勢は間違ってなかった!本当に嬉しくなった。世の中の商売の多くは、お稲荷様がやっている商法なんだろう。でもウチは不器用でそんな商売っ気は出せそうにない。結局、知恵を出して堂々とやるしかない。

 

小説はその堂々とやる方法も教えてくれている。「一度儲けを忘れてお客さんが喜ぶことだけを考える」これにユーモアを加えて出来ることがあるんじゃないかと考えた。まずポスターは手作り、そしてよーく見たらちょっと「フフッ」と笑えるような記述があるものを、あーでもないこーでもないと仕上げてみたり、無料で出来るイベントを企画したり。これらが即売上に繋がる訳ではないが、それでも「見た人が楽しんでくれますように」と思ってやってるし、やってる自分たちがとても楽しかった。相手が喜ぶことを考えるって、とても楽しいことだった。

 

全てのことに使える。自分が苦しんでやってもダメだ、続かない。自分も相手も喜ぶ、楽しいことをすれば、そのうちいいことある。お稲荷様との勝負は、稲荷像を売って、どちらが売上高いかを競うものだった。ガネーシャチームは、どんな稲荷像を作るかみんなでアイデアを出し合っていたが、ただのウケ狙いみたいなものもガンガン言い合っていた。

 

釈迦の提案した「苦行中の稲荷像」は全身に釘が刺さっている。見たい。でも買わないか。使えないと思うアイデアでもなんでもとにかく出し合って、結果とても良い物が出来上がった。「こんなのどうせ…」など気後れせず、言うことが大事だ。商売は大変だけどやりがいを持てるものだと再認識。私も人を喜ばせ、自分を喜ばせて日々がんばっていきたい。

 

(40代女性)


 

 

 

この本はインドの神ガネーシャとともに、様々な課題を実行していく主人公の成長物語で、自己啓発本である。自己啓発本というと硬いイメージがありるが、関西弁を話すガネーシャが非常に愛らしく、とても読みやすい本だ。

 

私が一つ目に気になった内容は「うまくいかない人は変に自己流でやろうとする。成功したいのならうまくいっている人の真似をしなさい」という部分だ。確かに成功しない人に限ってプライドが高く、自分の力を過信していると思う。成功した人の例があるのなら、変なプライドは捨てて、その人の真似をすることが一番の近道だと思う。

 

二つ目に気になった内容は、目標を誰かに宣言するということだ。サッカー日本代表の本田圭佑選手は、小学校の卒業アルバムの作文欄に、イタリアリーグセリエAで10番をつけてプレーすると宣言している。そして実際、セリエAの強豪、ACミランで10番をつけて活躍している。このようにやりたいことを宣言してしまえば後に引けなくなって頑張るしかないから、目標に向かって最大限の努力ができるのだと思う。

 

日本では自分の夢を語ることが、イタいことだと思われているような気がする。そのこともあって他人の目を気にしすぎて、目標を宣言する人は少ないと思う。夢を実現するために他人の目を気にする必要はないのだ。三つ目は自分で自由にできる仕事を作るということである。高校や大学を卒業したら生活をしていくために仕事をしなければならない。

 

ほとんどの時間を仕事をして過ごすことになる。にもかかわらず、ほとんどの人は仕事はお金を稼ぐために仕方なくやる義務だと考えていると思う。考え方を変えて、どうすればもっと早く仕事を終わらせられるか、お客さんに喜んでもらえるかなど、仕事を楽しくする工夫をすれば、ただ終わる時間を待つよりも有意義な時間になると思う。

 

サラリーマンになるのが嫌なら自分で起業するという方法もあるのだ。この本を読んで私は実際に行動することがたいせつだと思った。夢を語っても行動しなければ意味がない。失敗しても良いから行動してみようと思う。

 

(10代男性)


 

 

 

この本を読み終えたとき、いや、読んでいる途中からも私の中に衝撃が走り続けていた。私は27歳で結婚し、子育てをしながら主婦をしている。夫は医師で、金銭的な不自由はないが私は毎日の生活に疑問を覚えていた。気づけばもう32歳。毎日多忙な夫と、まだ幼い子供のために人生を捧げるだけでいいのか。自分自身の人生はもう終わってしまったのか。

 

と平凡な毎日に対してずっと心の中で葛藤していたのだ。この本を手に取ったのも心の中の不満が行動に現れたのだろう。本の中で登場する人生で成功するための教えを説くユーモアあふれるキャラクターのガネーシャという神様。私も完全に今日から信者になってしまった。できることなら私のところにも教えにやってきてほしいと心から思う。

 

32年もの人生を経験してくると、二十歳の子が読むのとは違う、「確かに。」「わかる。」と人生経験から納得する教えがたびたび出てくる。例えば、「毎朝、全身鏡を見て身なりを整える。」これについては今タイムリーに自分のファッションを見直そうと考えていた私に直球で訴えてきた。

 

子供の同級生の母親たちを見ていても、身なりがきちんとしているだけで親しみやすく、その人と親しくなれば自分もいい影響が得られると期待してしまう。たとえ家計にそこまでの余裕がなくても、身なりを整えることができるように収入を増やす、好感の持てる身なり、服装をすることで人が集まる。その結果内面までも前向きに積極的になれると思う。

 

実際にファッションに気を使っている親戚で事業で大成功している人がいるが、彼が魅力的なのはお金を持っているのに合わせて同じくらいオシャレで堂々としていて人を引き付ける魅力があるところだ。

 

もうひとつ感銘をうけたところは「自分のこれやって思える仕事を見つけるまで、他のもんかなぐり捨ててでも探し続けなあかん。仕事まちがえたら、それこそ一生棒に振ることになるんやで。」という教えだ。自分自身の人生を振り返って、これだと思えるものに出会っていない私に重くのしかかるような、それでいて希望を持たせてくれるようなガネーシャの教えだった。

 

私の今の生活を振り返って、はたから見たら羨ましいとか、平凡な幸せだとか、家族を支える立派な仕事だといわれるかもしれない。けれど私自信が納得していないのであればほかのものをかなぐり捨ててでも探さなければいけないと。家族を犠牲にしてでも自分のやりたいことを見つけてもいいんだよ。自分の人生を棒にふるうな。

 

納得のいく後悔しない人生を送るためにこのまま漠然と生きていてはいけないんだと、強く叱られ、また、応援してもらえた気がした。ガネーシャの教えを実行していくことで、最後に主人公は本当にやりたいことを見つけ、その仕事で大成する。実際この本を手にした人の中で何人の読者が本を媒介にしてガネーシャから教えを請い、成功することができるのかはわからない。

 

しかし私はガネーシャの教えを心に刻み生きていくことで新しい価値観を持った自分に生まれ変わり、人生が好転すると信じて止まない。まずは自分が縛られていた今までの自分の生活から一歩踏み出す勇気を持ち、求人情報を見たり、自分の得意なことをさぐり、32歳にして自分探しを本気で始めている。

 

この年で自分探しをするというのが遅いのか、早いのか。それでも私は希望に満ちている。自分の人生を諦めない限り、毎日精一杯前進していく限り、きっと後悔しない人生を歩むことができるだろう。

 

(30代女性)


 

 

 

10年程前にものすごく流行って実写化もされた作品であることを知っていたが、一度もその内容に触れたことがなかった。最近アマゾンプライムの会員特典で読めることを知り、読み始めたのがきっかけだ。主人公の男性の元にインドの神様であるガネージャがやってきて、人生を変える成功をする為の教えを与え、少しずつ主人公に変化がやってくるストーリーだ。

 

その教えはごく些細なことから始まる。「靴を綺麗に磨く」だ。その他にも、「コンビニで募金をする」「食事を腹八分目に抑える」など、どれも特別な教えではないけれど、日々の習慣を変えることは人生を変える力を持つということをとても分かりやすく教えてくれる作品だ。

 

私は自己啓発本の類はあまり読んだことはないが、この本に出てくるガネーシャの教えはビジネスの成功だけではなく、心地良く人生を生きていく為にも大いに役立つものだと感じた。全てを通してガネーシャが一貫して伝えていることは、「誰かを喜ばせること」だった。

 

これも人生を生きていく上で特別な要素ではないが、日々を生きる中で誰もがつい、忘れがちになることなので、改めて気づかせてもらった。私は普段から沢山本を読む方ではないが、水野さんの文章はとても軽快でどんどん読み進めることが出来た。また、ガネーシャのキャラクターがとても面白く、何度か声を出して笑ってしまった。

 

ガネーシャの教えにしても、文章の面白さにしても、水野さんは沢山勉強をしてきた方なのかと思ってしまった。水野さんの書いた他の本を、アマゾンプライム会員の特典で読むことが出来たので、この本を読み終わってすぐに他の本も何冊か読んでしまった。会員特典で購読可能な本が沢山あるので、おそらく水野さん自身もガネーシャの教えに忠実に生きている方なのだと感じられた。

 

本を読み終わって、とても爽やかで気持ちの良い気分だったが、ふと、この本の読者の果たして何人がこのガネーシャの教えを実践しているのだろうかと思った。もちろん、そのつもりで読んでいない人も多いと思うが。私もその教えは素晴らしいと思いつつも実践していない人のひとりだ。

 

世の中には沢山の素晴らしい教えがあるが、いざ自分自身で習慣を変えようと思うと、それはおそらく人生で一番難しいことなのかもしれない。ただ、この本を読んでから、日々の暮らしの中で「誰かを喜ばせているか」ということを、以前よりも確実に考えられるようになった。

 

(20代女性)


 

 

 

夢をかなえるゾウは、読んでいて神様のことを身近に感じることができる本だ。中に登場するガネーシャは、関西弁をしゃべる子供のような神様だ。そして、主人公を夢をかなえる状態まで導いていく。教えをするたびに、あんみつを要求するところなど笑えてくる。本当に子供のような神様で、富士急ハイランドのジェットコースターに乗りたくてだだをこねる。

 

無理やり行くことになると、目をきらきらさせながら、楽しみにしている。そして、当日行くと、強風のためジェットコースターがお休みになっている。それでも乗りたいので、神様の力で動かしてしまうという話まである。本当に、子供のようで、それでいて、いつもためになる話を聞かせてくれる。

 

本を読んでいるときには、ためになる話には、ふんふんと読んでいるが、終わってみて、覚えているのは、このようにガネーシャの性格に関するところ。神様とは、高尚なイメージが普通だが、このようにユニークな神様が本当にいたら、人々から愛されるだろうと思ってしまう。ガネーシャは、主人公に毎日、課題を出すのだがその課題もとてもユニークなものだ。

 

トイレ掃除から始まり、人を喜ばせるサプライズをするなど多岐に渡っている。その課題を出すときに、必ず成功者の例を出すところがとても親切だ。ライト兄弟の偉業や失敗の例などを話してくれるので、聞いているものは、とっても課題の内容がしっくりくる。そして、この本の魅力のもう一つが、ガネーシャのサプライズだ。

 

ガネーシャは、神様ならではの驚きのサプライズをしてくれる。例えば、誕生日のお祝いをするのに、昼間に助けて、とメールをする。そんなことは気にしない主人公は、家に帰ると、家が荒らされている。そして、血の結婚がある。そこに刑事がやってきて、こんなところでゾウを飼っていてはいけないと尋問を受けることに。

 

ここにいたゾウはどうなりましたか?と聞くと、死んだよと言われる。そして、最後に、その刑事がガネーシャになるというサプライズである。本当に神様らしいサプライズである。

 

(40代男性)

 

 

 

 

 

 

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