読書感想文「面白いほどよくわかるマキャヴェリの君主論―人間と組織の本質を説く権謀術数の書! (金森誠也)」
小学生のころに、この本に出会っていたかった。それが、この本を読んでの一番の感想だ。「君主論」は、16世紀ごろに活躍したフィレンツェ共和国の官僚ニコロ・マキャヴェリによって書かれたもので、当時のイタリアは群雄割拠の時代だっ...
小学生のころに、この本に出会っていたかった。それが、この本を読んでの一番の感想だ。「君主論」は、16世紀ごろに活躍したフィレンツェ共和国の官僚ニコロ・マキャヴェリによって書かれたもので、当時のイタリアは群雄割拠の時代だっ...
「漁港の肉子ちゃん」の読書感想文① この本を読んで私は人間の強さを感じた。強さとは生命力の強さのことでもあり、絆の強さのことでもある。この物語の主人公である「肉子ちゃん」はお世辞にも美人とは言えず、まるまると太っている。...
電子書籍のリーダーを手に入れ、初めて、電子書籍のみの販売があると知った。そして題名にひかれて購入した。何より価格が安いので、買っておもしろくなっくても、そんなに損した気にならないという気楽さもあった。ところが読んでみて衝...
この本を読んで私は明日を頑張れると思えた。私はこの本を読んだ時はうつ病だった。私の家庭には居場所がなかった。私のことを無視しつづけて6年の父親がいて、父親が私を無視するために家族での会話には参加できずにいた。そのため、部...
「学問のすすめ」の読書感想文① この本で何より驚いたのは、筆者が日本の独立について強い危機感を抱いていたことである。思えばこの本が書かれたのは明治初期である。開国して間もなくの日本である。いつ外国に乗っとられてもおかしく...
「だれも知らない小さな国」の読書感想文 この本を読み終えた後、周りにコロボックルたちがいるような気がして、思わず自分の周りにコロボックルがいないか探してしまった。ファンタジーだが、とても身近でリアルに感じられたし、自分も...
「ウエハースの椅子」の読書感想文 生きていくことは、孤独とどのように折り合いを付けていくかではないかと思うことがある。人と触れ合ったり、近くなったりする喜びを感じた後で知る、何とも言えない違和感。砂のような小さな異物が徐...
人との出会いとは、そう単純なものではない。本書は脳卒中者の体験から、病を生きるということとは何か、病を受け入れるにはどうすればいいのか、そして再び生きるために必要な出会いについてなどが書かれている。本書によ...
経営破綻や経営不振に陥った企業を安く買い、高く売るビジネス、彼らがハゲタカファンドと言われ嫌われるのは会社というモノに数多くの従業員や家族、取引先などが関わってる以上利益の道具にされたくないという心情があるからだと思う。...
「自分を哀れむことは、自分をだめにすること」。何事も長続きせず、すぐにあきらめてしまう自分を変えようと思って手に取った本だが、自分の内面や考え方のクセについて、深く考えさせられる事になった。私が目標をなかなか達成できない...
高橋尚子というマラソンランナーがどのようにしてシドニーオリンピックのマラソンで金メダルを取るまでに成長できたのかということにとても興味があった。なぜなら私もオリンピックのマラソンで金メダルを取ることが夢だったからだ。夢は...
「コンビニ人間」の読書感想文① 先日、「とりあえず婚」というものが存在するというニュースを読んで、驚いた。文字通り、とりあえず結婚はするけれども、夫婦生活はなく、男女がシェアハウスに住むような結婚のことをいうようだ。まる...
「愛に乱暴」の読書感想文 愛に乱暴、という本を読んで私は自分の夫婦生活や周りの様々な夫婦問題について考えさせられた。この本を借りる前は、どんな内容なのかテーマは何なのか全く調べなかったため、題名を見たときは恋愛小説か何か...
書き出しの文章からその圧倒的な世界観に打ちひしがれる。出だしでのめり込むか否かが決まるとはよく言うが、最近読んだなかでもっとも強い印象を受けた。破壊と創造。人間が生きていくうえで意識無意識に関わらず必ず行うことだと思った...
今まで読んできた本の中で最も好きな作品がアルセーヌ・ルパンシリーズの「奇巌城(きがんじょう)」という小説です。私が中学生の頃に学校で休憩時間中や放課後1人でずっと本を読み続けていたほどでした。本編はおよそ300ページ以上...
「れんげ荘」の読書感想文① 私の大好きな小説、「れんげ荘」についてこれから書いていこうと思う。著者は群ようこさん。ハルキ文庫から出版されている、それ程厚くない小説である。表紙は手描き風でれんげの花と蝶々の飛んだイラストが...
フッサールは現象学を学問として確立させ、一般に普及させたことで有名である。彼の思想は構造主義の先駆けとなり、現代思想の土壌を形成することになった。現代に於いて現象学は、その影響を受けない学問は無いぐらい重要な概念となり、...
「速水部長が私的流用を一切行っていないという証拠があります。」花房看護師長の一言だ。ジェネラルルージュの異名を持つ速水医師に医療代理店との癒着疑惑が持ち上がり、彼はクロだった。しかし、速水医師が流用した現金は全て患者の命...
色々な素敵な本があり、様々な感情や思考を私に与えてくれる。感じ方は人それぞれだと思うが、私が特に印象に残っているのが「山古志村のマリと三匹の子犬 」である。有名な話ではあるが、何故有名なのか、それには必ず理由がある。それ...
私はこの物語を職場の先輩(50代後半になる素敵な女性)から、『とても良い本なので読んでみて』と勧められて読みました。物語は砂漠地帯で暮らす人々の生活が丁寧に書かれていて、砂漠特有の風土、風や砂嵐などの情景、も浮かびました...
半年くらい前に『お弁当作りの本か?』と思って図書館で手にとって出会った本だが、いい意味で期待を裏切られた。レシピや調理法は一切載っていなかった。しかし、自分自身が「食育」について深く考えるきっかけとなった。 ...