読書感想文「ノワール-硝子の太陽(誉田哲也)」

誉田哲也さんの「姫川玲子シリーズ」が大好きなのですが、グロい所が精神的に受け付けなくなると暫く読まなくなり、今回久々に「ブルーマーダー」を読み返し、受け入れ可能と判断出来たので「ルージュ/硝子の太陽」を購入し一気読みした。

 

初っ端から相変わらずの荒っぽい殺人の描写が有りましたけど、それを乗り越え姫川玲子が登場すれが彼女に憑依されたかの様に誉田ワールドに引き込まれてしまうのである。勿論私は男ですから、度々菊田になり姫川に寄り添い、時々ガンテツになり姫川を煽り、たまに林になり姫川を優しく受け入れる私がいるのだ。

 

憑依されて愉しいのが「ガンテツ」ですと言ったら私の性格(本質)が露呈してしまいますので周囲には漏らしませんが、此処では正直に「ガンテツいいねぇ〜」って言わせて貰う。鑑識課に仕込んだSから殺人現場で採取したUSBメモリを受け取ったり、捜査本部の押収されたPCに姫川へのトラップを仕掛けたりと、超法規的のやりたい放題が漫画的で許せるのである。

 

 

 

誉田哲也殿、こんなのは小説の世界での事で現実では在りませんよね?横浜で育った私ですから、フェンスの中の米軍ハウスを幼少期から見ており、多少なりとも地位協定には現実的に触れていますけど、同時進行で姉妹関係(?)の「ノワール 硝子の太陽」も読み、それを改めて考えさせられた。

 

そして、この問題に関しては右翼左翼って括りが全く意味を持たないと誉田さんから教えられたと感じられるのである。話が逸れますが「姫川玲子シリーズ」はドラマから入って原作をを読みましたから、読む際に姫川を竹内結子さんにダブらせるでしかないのですけど、誉田さんが当初松嶋菜々子さんをイメージしていたとの話には、それはないでしょうと言わせて貰う。

 

あの姫川を誰が演じられましょう。雪平の篠原涼子さんを充てますか?違うでしょ。難を言えば、少し小柄ではありますが竹内さんがベストマッチなのだ。菊田は西島秀俊さんではカッコ良過ぎますけど、ガンテツの武田鉄矢さん、歳を食い過ぎた感はあっても最高だ。映画化が難しい作品では有りましょうけど、是非ともスクリーンでの姫川班の活躍を観せて貰いたい作品である。

 

(60代男性)

 

 

 

ノワール-硝子の太陽 (中公文庫)
誉田 哲也
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