「検察側の罪人」の読書感想文
この検察側の罪人というタイトルは最初はどういう意味なのか分からなかった。しかし最後まで読んで見てその意味がよく分かった。私は将来法曹につきたいと思っている。最上の言葉で感銘を受けた言葉がある。
法曹というのは法律という剣を持っていて、それで生身の人間を裁くのだ、勇者であり覚悟を持つ事が大事だと言っていた。とても感動して私も法曹になることができたらこの言葉を肝に銘じで頑張りたいと思った。
最上を尊敬している新任検事沖野という人物がいる。沖野も最上と同じく真面目で誠実な人物である。最上の信頼、期待に応えようとしている。しかし私はこの沖野がとてもかわいそうだと思った。
なぜなら自分が無実の人間だと思っている人物を自分の意に反して、審査しなければならないのだ。自分が思ってもいない人権侵害になるのではないかという言葉を、怒鳴り続けていうのだ。何て辛いことだろうと思った。
でもそこで押しきれなかった沖野の弱さもあるのではないかと思った。最終的には最上は無実の人間である松倉に罪を着せ、本当の人物弓岡を逃がしそのまま殺したのだ。私はこの弓岡を殺したことにびっくりした。
なぜ殺すのか?と疑問に思ったが、考えてみると分かった。最上は自分なりの形で弓岡を断罪したのだ。ここに最上の歪んだ正義感が現れてると思った。しかし、それは正義ではない。時効が終わってから自白した松倉が裁かれないのは私もおかしいと思った。
でも、それでも重要参考人である事件で無実なのに無実じゃなくするのはおかしいと思う。最上は本の中の人物ではあるが、最初は尊敬していた。しかし最後の方では尊敬できなくなった。罪人になったのだ。弓岡と松倉と同じ罪人になったのだ。
そんな人は尊敬できないし、検事であるべきではない人だと思う。まだ上なので下もきになるので見てみたい。そこで、この最上が裁かれて欲しいと思う。そしてこのような検事がでないことが一番だと思う。
(10代女性)
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