「異邦人」の読書感想文①
「幸せ」って人によって違うということは理解していた。理解していたつもりだった。この作品を読んで「つもり」だったと実感した。幸せだと感じる事柄は人それぞれ違うことは分かっていたけれど、最近どうしても周囲と比べたりして幸せを感じることができていなかった。
しかし、そのような最近の自分を反省させられた。タイミングよく出会った一冊である。この作品を読んで、自分の人生に自信をもって後悔のないよう生きていこうと決心した。同時に自分の人生に自信をもつ、後悔のないよう生きるにはどうしたらいいのか。と深くこれからの生き方を考えさせられた。
また、この作品では、母親が死んだ直後にもかかわらず女性と遊んでいることを咎められる部分があるけれど、実はそれは親の死はいつか必ず訪れることを理解し、覚悟していたからこそ普段通りに過ごせたのではないかと思う。理屈では分かっているけれど、ついつい親はいつまでもいるものだと思いながら日々過ごしてしまっていることを戒められた。
だから、私は、久しぶりに休日は実家に帰ることにした。いつでも帰れる距離にあるから余計に特に用事がなければ遠のいていた実家だが、いつまでも会えるものではないのだ。と思い、会いに行った。何をするわけでもなかったけれど、ただ仕事の話だとか日常の話だとか他愛もない話をするだけだったけど、この本を読んだ後だととてもかけがえのない時間だと感じたものだ。
このように少し普段と違うことをしてみようと思うからやはり読書はやめられないな。と思う。そして、両親に素直に感謝の気持ちが表せたのも読書の効果だったと思う。ものすごく不審がられたが。自分の人生に自信を持っていきていくということは簡単なようで難しいと思う。
特に私はついつい些細なことで迷ってしまいがちだから一筋縄ではいかないと思うけれど迷ったり、自信をなくしたりした時はこの本の存在を思い出して、後悔のない人生を過ごしたいものである。
(30代女性)
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