読書感想文「一生お金に困らない生き方(心屋仁之助)」

いつものように時間つぶしに本屋に出向き、ふと目に入ったこの一冊。なぜかいつもタイトルに惹かれれば心屋仁之助さんの本である事が多い。心理学者でもある心屋さんは、やはり読者のイマジネーションを一目で刺激する方法を知り得ているのだろうか。
 
筆者が読むのは普段はもっぱら現代小説。しかしこの度、珍しく自己啓発本に手をつけてみた。なぜなら、パラパラと適当にめくったページに、「存在給」という文字があったからである。ちょうどこの本を購入したタイミングは、筆者が転職を考えていた時期だった。組織の中でステップアップを目指し、新たに関わったプロジェクト。
 

 
 
それが一段落したのだが思ったほどの手応えもなく、思っていたような展開も望めない。そんなふうに感じ少しナーバスになっていた時期だったからだろうか。この「存在給」という言葉一言がやけに気になった。自宅に帰り読み始めると、2時間くらいで一気に読み終わる。面白く、優しく、自分を肯定してくれるこの本。
 
久々に読んでよかったと思う一冊だったので紹介したい。働いている人がだれしも陥る悩み。「こんなに働いているのにこれだけしか稼げない」まさにこう感じている人は多いはずである。本書はこの原因、何故働いても働いても理想通りに稼げないのか。これを解決してくれる本なのである。働く私達は、自分の仕事が誰かの役に立っていると実感することで満足を得る。
 
そしてそのためなら、少しくらいは無理をする。そうやって成功体験を重ねると、気付かぬうちに更に自分の身を粉にするようになる。人の役に立ちたい、人の役に立つべきだ、本来は喜びだったはずの他人の喜ぶ顔が、そのうち自分を苦しめるようになる。
 
つまり、誰かの願望を満たすが為に、自分の存在給を自ら減らしてしまうのが現代人なのだ。存在給とは、その人がただ居るだけでそこに生まれる価値。自らその価値を下げる必要はない。自分はここに居るだけでお金を得られて当然だと信じ、行動する力。これらについて書かれて居る本なのだ。すごいのは、読み終わった後の自分の心の内。
 
なんで清々しいんだ!という嬉しい気持ち。まるでずっと欲しかった言葉をもらったときのよう。この本は「なんだ、もっと楽に生きられるんだ」と誰しもに実感させることができた。
 
(20代女性)
 
 
 
 

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