読書感想文「存在の耐えられない軽さ(ミラン・クンデラ)」
一見、小説とは思われないようなタイトルである。実際、内容もすこし哲学書のような印象を受ける。しかし読んでいくと、これはれっきとした純粋小説であるということがわかる。章は7つに分かれているが、第一部の「軽さと重さ」というパ...
一見、小説とは思われないようなタイトルである。実際、内容もすこし哲学書のような印象を受ける。しかし読んでいくと、これはれっきとした純粋小説であるということがわかる。章は7つに分かれているが、第一部の「軽さと重さ」というパ...
「長いお別れ」の読書感想文 この本は本当に男のダンディズムを描いた名作とも言えるハードボイルド小説だ。この小説の主人公フィリップ・マーロウは男っぽくて権力に屈さず、思いやりがあり、友情を大切にする、男なら誰もが憧れる人物...
東進スクールで有名講師であった廣政愁一先生の実経験から生み出された勉強したくなる方法が書かれている。図書館で何気なく、本を眺めていると【勉強したくてたまらなくなる本】とどんな本かと想像を膨らませる前に脳に届いたこの言葉。...
「鳩の栖」の読書感想文 他界した父の再婚相手と暮らす寧(やすし)が、実母の生家で育った兄と再会し、実母への思慮を募らせる「夏緑陰」。母方の叔母の元へ養子に出された次兄と末弟の関係を描いた「栗樹―カスタネア―」。姉亡き後、...
「アルジャーノンに花束を」の読書感想文 この本を読んでみて最初に感じたことは人の幸せとは何か、人生や人そのものについて多くを考えさせられる作品だ。本を読みながら考えたりする作品は多くあるが、何年たってもこの本は私に考える...
「蹴りたい背中」の読書感想文 縦読みの恋愛小説を読んだことが無く、縦読みの恋愛小説を本屋さんで探したときにこの小説に出会った。最初、この話を読み終わった時の感想は不思議の一言だった。出てくる人物や行動、結果などが全て不思...
「奇跡の人 ヘレン・ケラー自伝」の読書感想文 私は生涯の中で最高の一冊であると思う本がある。それが、「奇跡の人 ヘレン・ケラー自伝」である。ヘレン・ケラーという人物は、言わずと知れた有名人だが、その人生の物語の詳細を正し...
私が中学生のころ、学校の図書室で大流行した本がある。「ダレン・シャン」という本で、海外の翻訳ものである。私は翻訳ものはあまりなじめなかったが、このシリーズだけはのめり込むようにして読んだものだ。当時の私は、部活の部長とし...
「獣の奏者」の読書感想文 児童文学のファンタジーとあなどってはいけない。ある特殊な血筋を引いた女性が、数奇な運命に流されて行きながら、自分の進みたい道を自ら選んで行く。壁にぶつかり、挫折し、悩み、女性としての幸せや、民族...
「舟を編む」の読書感想文① 小泉政権の痛みを伴う改革に端を発した雇用不安定。非正規雇用全盛の現代、私も非正規雇用者の一員だ。将来の先行きが見えない現状、私がいなくても、私の仕事を誰かがし、滞りなく世界は回っていくのだと思...
この本を読んで、私は、よくもまあ、こんな暗い題材なのに笑える小説を書けるもんだなと思った。この小説の主人公はある国家の軍隊による先住民の大量虐殺のレポートを作るために、原稿の校閲の仕事をしていくというのがこの小説のあらす...
この本は私が今まで読んできた本の中で、一番常識をゴッソリ覆す本となった。私自身ずっと「生きづらさ」というモノを抱えてきた。人の顔色を気にして自分の意見がいえなかったり、こうしなくてはいけない!こうするべきだ!という頭の中...
久しぶりに楽しく読める本に出合った。エキサイティングでワクワクしてどんどん読み進めることができた。偶然に手にしたこの本がこんなにも興味深い内容だったとは思いもしなかった。三国志がとても好きで、三国志を読んだ時もかなり興奮...
「「手紙屋」 ~僕の就職活動を変えた十通の手紙~」の読書感想文 私がちょうど大学生の時に、個人で本屋を経営されている店長に勧められたものである。大学3年から4年にかけて何度か足を運ぶなか、勧めてくれた数冊の本のうちの一つ...
「海賊とよばれた男」の読書感想文① 「海賊と呼ばれた男」…と初めて聞いたとき、特にピンと来なかったのが正直な印象だ。それが、今では知らない日本人はいないだろうというくらいの大企業である「出光興産」の創業者がモデルであると...
久しぶりに一気読みさせられる本に出会った。室積 光著「史上最強の内閣」。もしも現在の日本に坂本竜馬が生きていて外務大臣を務めたら。文部科学大臣が新門辰五郎だったら、豊臣秀吉が経済産業大臣だったら、今の日本はどのように違っ...
「めいろま」としてツイッターでときどき著名人につぶやきが引用されていたことから著者のことを知り、世界各地で仕事をしてこられた経験から舌鋒するどく日本や世界の色々な事柄に切り込んでいるところが面白いと思い、著書をAmazo...
「グラスホッパー」の読書感想文 友人の家に居候していた頃に背表紙が気になって、それから3年間ずっと頭から離れなかった。ある夏、書店にふらりと寄った際に、目に飛び込んだのが3年前に私の頭に刻み込まれた背表紙である。&nbs...
私がおすすめしたい書籍は「金持ち父さん、貧乏父さん」である。理由としては、私の考えを変えてくれたものであり、今後の人生の生き方を教えてくれた本であったからだ。この本を読んだのは私が私が27の頃だ。今から三年前になる。 &...
幼いヘンゼルとグレーテルは家から一歩出てお出かけしました。そうしたら、お菓子の家を見つけました。お菓子の家は何でも食べれます。美味しくて食べていたら、中からおばあさんが現れてきました。そのおばあさんは、いじわるな人で魔女...
女性の品格というものはいつの時代、誰であろうと求められるものである。しかし、現在は昔に比べると女性は品格がないものが多くなっているように言われている。それは時代の変化もそうだと思うし、環境などもその要因ではないかとわたし...