読書感想文「「普通がいい」という病~「自分を取りもどす」10講(泉谷閑示)」

この本は私が今まで読んできた本の中で、一番常識をゴッソリ覆す本となった。私自身ずっと「生きづらさ」というモノを抱えてきた。人の顔色を気にして自分の意見がいえなかったり、こうしなくてはいけない!こうするべきだ!という頭の中で聞こえる声や、普通や常識という周りの意見を鵜呑みにして生きてきた。
 
だからこそ何とか生きづらさを克服するためにそれこそ本当にたくさんの本を読み漁ってきた。生きづらさを克服するヒントが欲しかったし、これだけの本があればどこかに私の求める答えはあるはずだと信じていた。
 
だが大抵の本にはポジティブに、前向きに、幸せになるにはこうするべきだ、不幸になるためにこれはしてはいけないと、まるで今の自分にダメ出しをされているような気分になる本ばかりだった。だがこの本は、「こうするべき」「こうしなければいけない」ではなく、「こうしたい」という気持ちを大事にするようなメッセージが至る所に織り込まれていた。

 
 
「こうするべき・しなければいけない」が当然だと思っていた自分にとっては、「こうしたい」と思ってもいいんだと、本当に目からウロコが落ちる程の衝撃だった。そして自分が長年苦しめられてきた「普通」というものこそ疑うべきであるもので、「普通から外れても自分らしくあればそれでよい」という内容に、初めて自分へのダメ出しを感じない本だった。
 
それどころか「そのままの自分でよい」と太鼓判を押されている気持ちになれた本だ。私はこの本を読んで、普段の生活で色々な意識をするようになった。まずは無意識に「~しなきゃ」「~するべき」と思った時には、意識上に持ち上げもしかしたらやりたくないと思っているのかと自問自答するようになった。
 
今までの私は文句も言わず疑問も持たずただ言われるがまま指示されるままに生きていたのに、人生が180度も変わってしまった。更に本当は私はどうしたいのか?とあわせて自問するようになった。それはこの本を読んで「こうしたい」という気持ちを大切にしてもいいということを知ったからこそ、実行できていることだ。
 
この本を読んで初めて「生きづらさ」から抜け出せたような気がしている。そのままの自分を大切にすることの大切さ、もしかしたら世の中の人はそれを心の底では感じているのかもしれない。だからこそ「ありのままで」という言葉や「ナンバーワンよりオンリーワン」という言葉に魅かれているのかもしれない。
 
そんな気持ちになることができるこの素晴らしい本を、私のように「生きづらさ」を抱える人に是非読んでもらいたいと思う。
 
(30代女性)
 
 
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