読書感想文「夢を叶える夢を見た(内館牧子)」
私は20代の頃は後悔の連続でうまくいかない人生に苛立っていた。現状から抜け出したい。やりたい事に挑戦したい。このまま後悔だらけの人生で終わりたくない。本当に今考えると粋がっていたとしか思えないくらい人生に対して不満ばかり...
私は20代の頃は後悔の連続でうまくいかない人生に苛立っていた。現状から抜け出したい。やりたい事に挑戦したい。このまま後悔だらけの人生で終わりたくない。本当に今考えると粋がっていたとしか思えないくらい人生に対して不満ばかり...
「達成感がありました。」これは、容疑者に死刑判決が下りたあとの裁判員制度にて選ばれた当時27歳であった男性裁判員の率直な気持ちだそうだ。死刑に反対する気持ちはあまりないが、この本の内容を読むとなぜ「達成感があった」のか分...
学生の時に出会った一冊の本。わずか17歳という命でこの世を去った彼女の前向きな生き方に感銘を受けた。初めて彼女を知ったのは、あるドキュメンタリー番組を見たことから始まった。彼女が患ったプロジェリア症候群という病気があるこ...
「うつくしい人」の読書感想文 この本を手に取ったきっかけは、ただ単に西加奈子のファンだったからだけではない。なかなか自分の生活が上手くいかず、何か本でも読んで気分を紛らわせようと思ったからだ。何の気なしに手に取った本だっ...
「雨の日も、晴れ男」の読書感想文 この本を読みながらつい口に出してしまった。「そんなあほな!」と。同時に笑いがこみあげてきて吹き出してしまった。一日でこんなに次から次へと災難が降りかかって来たら、私なら自分の運の悪さを呪...
「告白」の読書感想文① 第一章での牛乳ホームルームの内容が衝撃的で、どんどん読みすすめてしまった。牛乳にHIV患者の血液を混入して感染するのかがとても疑問だったが、結局その行為は未然に防がれていたらしく不問に帰された。&...
「本音で生きる 一秒も後悔しない強い生き方」の読書感想文① 現在、周りの人に合わせたり、周りの人にどう思われるかばかりを気にして、自分の本音を言えない人が多すぎると思います。この本を読んで自分の本音を言えないことはおかし...
「重力ピエロ」の読書感想文① 何かを愛する時、決め手となるものはなんだろうか。相手なのか、自分の気持ちなのか。許すという行為は、自分のためのものなのか、それとも誰かのためのものなのか。人は皆、ピエロのように仮面をかぶって...
「竜と流木」の読書感想文 この本は、母からすすめられた物だ。普段私は、映像化されるような起承転結のはっきりとした、テンポの良い、華やかなストーリーを好んで読むことが多い。それに対してこの「竜と流木」は、いい意味で地味で、...
「蛇にピアス」の読書感想文 つい最近も、20代前半の義妹が義母に「まったく、バカなことばかりして」「いったい何を考えてることやら」と言われた。私は義母の愚痴を延々と聞かされるばかりで義妹をフォローすることができなかったが...
「レインツリーの国」の読書感想文① 人間はいつも自分が中心で世界が動いている。当たり前なことだが自分が一番かわいい。しかし周りのことをよく考えること、相手がどんなことを思っているのか想像してみること、客観的に物事を見るこ...
人生うまくいかないことばかりだと私は思っていた。幼稚園の頃の記憶はないが、小学校ではいじめなどがあり、中学校でも悪口やハブられるなど人間関係がうまくいかなかった。でもそれなりに楽しく自分なりに生きてきた。高校に入り、友達...
「昨夜のカレー、明日のパン」の読書感想文 私がこの本を読んで驚いたのは夫が亡くなったのにもかかわらず義父と2人で同じ家に住み続けていることだ。一般的にはたぶん夫が亡くなった時点で同居は解消すると思うし、あえてありえると言...
想像ラジオをしばらく読み進めていくうちに「これは東北大震災の話だな」とわかってきた。私は北関東に住んでいたから震度6くらいの揺れを自宅にて感じたけれど、幸いなことに内陸だったので津波の被害は免れた。 この本...
伊勢新九郎(以後新九郎という)が備中から室町幕府の京都にあがり、その後戦国大名の先駆け、下剋上を実行した最初の大名として伊豆、小田原に進出、最後は小田原城主となり、名前も北条早雲と改め、相模の国を支配しようとしたところま...
「「うまく」「はやく」書ける文章術」の読書感想文 私の頭の中は常にぐるぐると廻っているような感じがある。Aの事が気になっても、Bの事が目に入る。すると、Bの事について気になりだして、思考が止まらなくなる。自分の頭の中の整...
現代の日本はお金を使ってしまいたくなる商品が溢れており、またお金を使ったとしても後悔のすることのない商品やサービスが多くある。しかし本作品を読みおえた時、確かに生活は充実しているかもしれないが、自分にとって本当に必要な事...
タイトルにあるように、泣かない女が泣く話である。「泣かない」というよりは「泣いたことが無い」という意味合い。どこにでもいそうな普通の女性の日常が淡々と語られ、最後は失恋して泣いたというストーリーである。 読...
「オーダーメイド殺人クラブ」の読書感想文 この本と出会ったのは私が中学三年生の頃で、とても衝撃を受けたことを覚えている。現在大学一年になって再読してみてもやらり年齢に囚われない素敵な作品だと実感した。これは中学2年の時、...
本が大好きで小学生の頃から読書が趣味だった。名作と呼ばれる本はどんなに古くに書かれた本だとしても、今現在読んでも面白いし感動するものである。江戸時代に書かれた『南総里見八犬伝』を読んだ小学生の頃に初めてそう思った。 &n...