学生の時に出会った一冊の本。わずか17歳という命でこの世を去った彼女の前向きな生き方に感銘を受けた。初めて彼女を知ったのは、あるドキュメンタリー番組を見たことから始まった。彼女が患ったプロジェリア症候群という病気があることも、その時初めて知った。
正直テレビで観た時の印象は学生の頃の私にとっては衝撃が走る程だった。見た目は年老いた人に見えるのだが、その時の彼女はまだ10代前半だった。それが学生の自分にとっては物凄く怖いと感じてしまった。でも、それから物凄く彼女を知りたくなってしまった。
なぜなら当の本人はすごくポジティブだったから。そして本屋さんでこの本を見つけ、買うことにした。この病気は平均寿命が短いことで有名な病気。なのに、悲しい顔を母親に見せたくないという強い意志が彼女の寿命を延ばした気がした。彼女の家庭環境はそんなに良いものではないように見えた。
父親が違う弟もいる環境の中でも彼女は文句一つ言わない。それどころか愛情を沢山与えて可愛がる姿がとても印象的だった。私はまだ人生が長いし、大きな病気も患っている訳ではない。だから、彼女の病気の辛さや痛みも全て分かってあげることができない。
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なのに彼女は大病を患いながらも、そんな自分と真っ向から向き合い現実を受け止めながら毎日を笑顔で過ごそうと努力している姿に非常に胸を打たれた。この本の著者である彼女の母親は壮絶な人生を歩んできたので、きっと色んな感情を経験してきたと思う。そんな中アシュリーを産んで育てている間、きっと純粋なアシュリーに何度も心を救われて助けられてきたのだろうと感じた。
なんて言ったってアシュリーはとても母親思いの良い子。学生ながらに「私はお母さんに感謝を表して生きているだろうか。アシュリーのように前向きに人生を歩めているだろうか。」と自問したのを覚えている。今20代になって思う事は、母親を家族をもっと大切にしようということ。当たり前のことが当たり前ではない人生だということ。
毎日平和に生きていられることが本当に感謝すべきことだということ。そして、アシュリーのように自分の命を大切に思いながら1日を過ごしていくことの重要さを教わることができたことに感謝したい。この病気は平均寿命が短いことで有名な病気。なのに、悲しい顔を母親に見せたくないという強い意志が彼女の寿命を延ばした気がした。彼女の家庭環境はそんなに良いものではないように見えた。
父親が違う弟もいる環境の中でも彼女は文句一つ言わない。それどころか愛情を沢山与えて可愛がる姿がとても印象的だった。そしてアシュリーのように前向きに人生を歩んでいこうと思った。
(20代女性)
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