読書感想文「ソクラテスの弁明(プラトン)」

古代法廷バトル、偉い人に難癖をつけられて法廷に引き出されたソクラテスが、相手を論破する。面白くてためになる本です。有名な、無知の知・「自分が無知であることを自覚できない、また、知らないのに知っているような勘違いをしている」よりは「同じ知らないでも自分が知らないと自覚しているだけ優っている」という意味の言葉です。

 

知らないことが、まだあるのに、知っているように振る舞うよりも知らないことを、知っているほうが、知恵があるという意味です。「善美」とは、見た目の美しさのみでなく道徳的、倫理的な美しさを意味します。日本語で言うところの「徳」にあたる言葉です。「徳」とは自分にとっても、周りの人にとっても、また、sy界にとっても、善いということです。

 

ソクラテスは、善美を知っていることが、すなわち、最も知恵のあるものであると、考えていました。そして、その、善美を知っている人は、人間にはいない、人間は、常にそれを追い求めており、善美を持つのは、神のみである。という結論に到達します。

 

「無知の知」とは、「ある程度努力して、知識を得たとしても自分が知らないということが、あるのだということを知って、無知ゆえに尊大にならず、謙虚に他人の話にも傾聴せよ」という意味の格言として使われています。高校生の頃図書館で読んで、この本があるということを承知していたが、今回読んで改めてギリシャ時代の哲人たちの思いを巡らしています。

 

粗雑な表現であることに恥を忍んで 思いつくままに書きました。ややもすると、会社に勤務しているときも、自分の主義主張を誇張して成果を勝ち取るために、自分の能力以上のことをしていることが、思いあたることが、ありはしないのか、まさに前述したとおり、「謙虚さ」を忘れてしまうことがあまりにも多すぎると感じています。

 

今の社会、現代人に忘れられているものが、たくさん詰められているような気がして、取り上げてみました。

 

(60代男性)

 

 

 

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