読書感想文「勝間式 超ロジカル家事(勝間和代)」

一言で言えば、「衝撃」である。私は仕事柄「生産性向上」や「働き方改革」に関するテーマで仕事を行っている関係で、ビジネスの場面での「効率化」というものにはアンテナが一定高い自負があったが、ひとたび家に帰ると、家事育児に関する「生産性向上」についてはまったく無頓着であった。
 
現在育児休業中でまもなく復職、という中で仕事と家庭の両立を少しでもうまく進めるために、と妻が購読していたので私も読ませてもらったが、ビジネスの場と比較しても遜色ないほどに技術は進んでいるし、生産性を高める方法がたくさんあるにもかかわらず、実施されていない(知られていない・忌避されている、など)現実を知った。
 
例えば本書の目玉でもある「調理家電」においても、煮る・焼くといった火を扱い、調理中はコンロ近くを離れることができない作業も最新の調理家電(一つ型落ちのもので十分とのこと)があれば具材を切って入れてスイッチ一つで指定の時間には完成するのである。朝出勤前に家電にセットしてスイッチを入れておく。
 
たったそれだけで例えば保育園から子供を連れて「帰宅してから夕飯を作る」という作業が丸々削減できるわけである。食洗機を併用することも考えれば、支度・調理・片づけにかかる2時間程度をまったく別のことに使うことができる。子供と遊ぶ時間、勉強を見る時間、読書等の自己研鑽、体調管理のために早く眠る、などいくらでも有効に使うことができる。
 

 
 
掃除家電も同様である。勝間家では片方のロボットがゴミを吸い取り、もう片方が拭き掃除をするという2台活用だが、常にフル稼働することで家にいない間に全面床掃除が完了しているというのだから、普段週末にまとめて掃除機をかけ、拭き掃除をしている自分にとっては夢のようである。もちろんロボット掃除機の存在はずっと前から知っていたし、1台持ってもいた。
 
しかし勝間氏同様にその能力を発揮できず、廃棄されていた。この掃除ロボットに自由に活躍してもらうために必要なのが、「捨てる/持たない」という考え方だ。私の自宅は夫婦のもの、子供たちのものであふれており、1部屋は完全に物置と化している状況である。
 
子供が幼いこともあるが、常に床はものが溢れ、とてもではないがロボット掃除機が自由に走り回るスペースがなく、起動間もなく何かに突っかかって止まってしまうのが落ちだ。
 
そこで本書で推奨されているのがそもそもできる限りものを持たないという考え方だ。勝間氏は生産性向上の前にものであふれた自宅で一気にいわゆる断捨離を実行したそうだが、確かにそもそもクローゼットに入りきるものしか持たなければ部屋の中にものがはみ出さないし、ものがはみ出てなければロボットでなくてもすぐに掃除できる。
 
無駄がなく整理整頓されている(少ないから整理しなくても整理された状態に維持できる)ため、「探し物」をする時間がほぼなくなると感じる。無駄を省き(ものを持たず)、適切なツールを導入することで生産性を向上するのはビジネスの現場となんら変わらない。
 
しかし、「母の味」ならぬ自らの手で調理すべきといった風習めいたものや、ロボットの導入等で楽をする・手抜きをする、といったイメージ問題もあってか、まだまだこういったやり方は普及していない、もしくは勝間氏のように「お金のある家にしかできない」という誤解があると感じた。
 
確かに調理家電も決して安くはないが、その効果を見ればすぐに投資を回収できることは明らかだし、何年もイライラや疲れを抱えながら頑張るよりも、どんどん自分でなくても良い仕事はなくしていくことで家庭がより円満になると感じた。
 
本書を読み、自分たちもまず一斉に断捨離を進め、家電を少しずつ導入して生産性を高め、家庭の生産性も高めてより幸せな家庭構築に挑戦したいと思っている。
 
(30代男性)
 
 
 
 

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