まず、最初に、この本を読むきっかけは、映画化されたのをみて興味を惹かれたからである。映画で見たのはフィフティー・シェイズ・オブ・グレイこの映画はヒロイン目線で話は進んでいく、最初は全然気にならなかった、大富豪の彼に対して、気が付けばひかれている。徐々に知っていく彼の秘密、性癖・・・知れば知るほどひかれていく。
日本でいう官能小説みたいな映画だ。ただ、純粋にエロティック・・・ザ・アメリカという感じの映画だった。そこから続きが気になり、借りようとしたが、レンタルされていない。仕方なく本で読もうと思い、本屋さんへ、そこで目にしたのがグレイ。同じ小説だけど、この本は主人公の男の目線、視点が秘密を暴くものから、一気に秘密を隠そうとするものへと、移り変わった。
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何不自由なくお金も女にも困らない生活、だが、人には知られたくない性癖。愛するということができない、普通の恋人のようにはふるまえない性格。それが満たされない毎日に飽き飽きしていた日々。なんの変哲もないインタビューでそれは変わっていく。突如現れた魅力的な彼女、好みの顔、適度なスタイル、困ったときに見せる唇をかむ癖、すべてに惹かれていた。
あとは、自分の性癖を知ったなお付き合ってくれるのかが問題だった。ここから物語は始まっていく。自分は待ちきれなくて上下セットで買い読破した。予想以上に満足だった。特にドミナントやCEO、サブミッシブなど専門用語も多数出てくるが訳も書いてあるので比較的読みやすいし何かとためになる本だ。映画で見たときは主人公の男に全く共感できず、DVじゃないか??
と思う部分もあったが、本を読んでみて、同じ男性として近からずも遠からずといった感情を手にすることができた。むしろ、自分の方がより過激さを求めるのではないか??という場面も多数あった。なぜこれほどまでのエロスが日本で人気を浴びたのか、また、なぜ今まで人気を浴びなかったのか。疑問に思うところである。
この主人公に根強く共感を覚えるのは、ほかならぬ、本能のエロスの部分である。男なら少なからず持っている卑猥な妄想、それを実現できずにいるむなしさとストレス、この本は男女を通してこの問題にどう立ち向かっていくかを検討しているのだ。一度は手にして、読んでみたいものだ、止まらなくなるだろう。
(20代男性)
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