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読書感想文「ブルックリン(コルム・トビーン)」

私がこの本を呼んで感じた事は、人生の転機という物、そして人と住む場所ということの価値の大きさです。ストーリーとしては地元で職がない女性が国を離れて働く事を決意するということから展開されてきますが、このことから生まれた土地や住む場所の重要性というのを感じました。
 
そして多くの人はその住む場所については狭く考えている人が中心で、日本国内でも例えば上京などをする人は多いですが、海外で働くという選択肢をとる人は少ないです。そして私がこの本を呼んでなぜ私たちはそのよな行動にでないのかと考えた時に、日本がそれほど恵まれている国だからなのだろうなと気づきました。
 
しかし、その上でも日本よりも稼げる環境というのを海外で見つけられたら、それに向かうというのは面白い事かもしれないと思いました。そしてこの本のストーリーは仕事と恋愛がメインなのですが、恋愛面に関しては一人の人間が与える影響は大きいのだなと感じました。
 
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この主人公の女性は地元と出稼ぎ先で一人ずつ結婚を考えられるくらい好きな人と出会っています。そして地元の人というのは地元で仕事が無かった事に出会った人ではなく、その後帰省した際に出会ってしかも裕福な人なので地元に戻って暮らす事が出来る人生の転機のように私には見えました。
 
そしてこの人生の転機で、この主人公は自分が地元に戻って暮らすか、出稼ぎ先に戻るかという選択をどちらに住みたいかではなくだれと一緒に居たいかで選んでいるのです。私が客観的に見て、主人公が過ごしやすい街というのは地元のように感じました。
 
しかし、それでも地元に戻るという選択をしなかったのは出稼ぎ先で出会った男性の存在の大きさからだと思い、人間一人が与える影響の大きさというのが住む場所や仕事や生活が与える影響を超えていたので、人と人との出会いというのが人生において一番価値がある事なのかもしれないなと感じ、何にも変えがたい事なのだろうな感じました。
 
(20代男性)
 
 
 
 

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