「東大卒の女性脳科学者が、金持ち脳のなり方、全部教えます。」の読書感想文
お金持ちになる方法は色々あると思うが、脳へのアプローチの方法で自分の行動が変わり、その結果お金持ちになれる、というのがこの本だ。自分の脳が好む情報とは何か、その情報を上手に選択して生活に取り入れていけば自然に「金持ち脳」になれるという。
「脳に取り入れる情報の取捨選択」私はこの部分に他のお金に関する本にはない魅力を感じた。今は情報社会である。毎日新しい情報がネットを飛び交う。お金を得る、増やす方法についてもそうだ。
その情報に振り回されて、自分に合わないお金の稼ぎ方、貯め方をしていないかどうか、その点について著者の中野さんは問題を投げかけている。私は共感し、早速自分の脳がどの様なタイプなのか本を読み進めた。
すると私の脳のタイプは「消極型」であり、守りの姿勢を好むということだ、だから私は株やFXなどの取り引きが好きではなく、実際に運用してみても失敗ばかりしていたのだ。これまでの自分の行動を振り返ってハッとする。私はリスクをとるということが苦手なのだ。
そうだとしたら、これからは株を勉強したり投資するのは無駄だろう、やらなければいい。なんとも気持ちが軽くなって目の前が開かれたように思えた。では次のステップとして、私の脳はどんな情報が好きなのだろうか?中野さんは例として「不動産」を挙げている。
つまりある程度の財産の土台があって、そこから家賃収入など毎月決まったお金が入ってくることを好むというのだ。支出を抑える能力が高く、リスク回避をモットーとしているとの解説があり、今の自分そのものだと思った。
浪費が大嫌いで、節約が趣味になってしまっている。だから積極的に運用している本当の大金持ちにはなれない。小金持ちを維持していくのが私の脳タイプに合ってるという。なるほど、大金を目指すのではなく、少額でも確かな報酬をコツコツ積み重ねていく、そんな行動や情報が私の脳は好むのだし、それをくり返していけばいいのだ。
私はお金に関する情報もこのような目線で取捨選択するようになった。この本を読んで自分の人生の進み方、お金の使い方が指南されたようで大きく自信を持つことができた。
(40代女性)
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