「首都直下地震“震度7”」の読書感想文
この本を読んで、地震の怖さと言うものを嫌と言うほど味わった。東京に震度7強の地震があるという設定だったたが、書かれ方がとてもリアリティに富んでおり、実際に地震があったのではないかと思ってしまった。いろんな登場人物の視点から、地震の被害状況やその後の避難などの様子が書かれており、一つの判断が生死を分けるものだと書かれてあった。
実際に自然災害に遭遇すると一つの判断が生死を分けるということは、よく言われている。ただし、その判断が合っていたかどうかは後でなければわからないが、明らかに判断が間違っているケースが何件か書かれてあったので、これだけはしてはいけない判断ということはよくわかった。自然災害に遭遇した時の人間関係についても書かれており、しっかりと人間が手と手を取り合わないといけないことを知った。
東京23区を中心として地盤が弱いところが大きな被害を受けていることが書かれてあった。地盤が弱いところと強いところでは、これほどまで被害状況が異なるのかと感じた。東京ディズニーランドの被害や周辺ホテルの被害についても書かれてあり、改めて埋立地の怖さと言うものを知った。東京が大発展をしてからまだ震度7の地震は経験しておらず、いつ襲ってくるかもわからない地震に怯えつつも、さらに発展していく東京は大丈夫なんだろうかと思ってしまった。
この本はフィクションだから大丈夫と思っていると、大変な思いをするかもしれないと感じたので、避難グッズは普段からしっかりと準備しておかないといけないと自覚した。私は東京には住んでいないが、東海地震がすぐそばまで近づいていることを言われているので、この本に書かれていることは他人ごととは、とても思えなかった。
地震に遭遇しないとあまり意識しないので、この本は地震の怖さを意識づけさせてくれたという点では、非常に大きな働きをしてくれた。人間は常に自然災害について意識づけさせてくれるものが必要である。
(30代男性)
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