読書感想文「知力と学力―学校で何を学ぶか(波多野誼余夫、稲垣佳世子)」

この本を読んでいると、次に著者たちが述べている言葉が、深く自分の心の奥底まで染み込んできた。それはこんな言葉である。「競争主義の元では、ともに学び楽しさや理解を共有する喜びを子どもは味わえずに過ごすこととなりやすく、また、やる気を失い学習を早々と放棄するものが出てくる可能性が高く、
 
自分が他人と比べて能力があるかないかが子どもの重大関心ごとになりがちである。いずれにせよ競争主義は、成績の良し悪し、能力の高さで人間の価値を判断させることになり、学校での子どもの生活を楽しくないものにする元凶である。」この著者の述べたこの言葉の意味は本質をまさについている一文だと言っていいものなのである。

 
 
私たちはいつもものごとの本質というものを忘れがちである。ものごとの本質は教授などの学者などじゃなくても自分のやっていることの本質はしっかりと理解しておく必要があると言える。なぜならもしそこで本質を理解せずに間違ったことを教えたままでは、メンツどころの問題ではなく、その教えた人の考え方や人生にまで深く影響を与えてしまう可能性が大いに考えられるからである。
 
つまりこの文章は私たちの勉強をつまらないものにしているのは、間違いなくこの競争主義というとてつもなくいらない流れなのである。競争主義によって私たちは、人間の価値を決められてしまうという、とても悲しき現実に直面してしまっているということである。単に自分自身がその考え方を捨てようと、それはもう私たちの生活の中に深く根付いてしまっているものであるから、
 
これから先も変わることはないと言える。能力だけが全てだと言われているこの現在の状態をこれから私たちがどうすることによって、この古き悪習を葬り去り、良い社会を目指していくことができるのかということがこれからの私たち一人一人に与えられている課題のほんの一部でしかないと言えるのである。
 
問題がたくさんある中で、私たちはどの問題から解決していき、よりよい未来を気づいていくのか見ものである。
 
(10代男性)
 
 
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