読書感想文「カラフル(森絵都)」
「カラフル」の読書感想文① 人は死ぬまで生きているものである。至極当たり前のことではあるのだが、この物語はその当たり前がいかに尊いものであるかを教えてくれた。主人公は、一度死んだ人間であり、生前の自分のことを全く覚えてい...
「カラフル」の読書感想文① 人は死ぬまで生きているものである。至極当たり前のことではあるのだが、この物語はその当たり前がいかに尊いものであるかを教えてくれた。主人公は、一度死んだ人間であり、生前の自分のことを全く覚えてい...
「静子の日常」の読書感想文 この本の主役は75歳の静子おばあちゃんである。息子夫婦と孫娘と同居している日常生活を描いてあるが、穏やかな中にいろんな小さな事件があり、読んでいてとても楽しいし、共感できる部分がたくさんある。...
「後悔しない生き方 人生をより豊かで有意義なものにする30の方法」の読書感想文 私は、この本の題名を、見た瞬間に、瞬時にこの本を手に取り、すぐにでも読んでしまいたい衝動にかられた。後悔しない生き方、という題名は、今の私に...
「東大卒の女性脳科学者が、金持ち脳のなり方、全部教えます。」の読書感想文 お金持ちになる方法は色々あると思うが、脳へのアプローチの方法で自分の行動が変わり、その結果お金持ちになれる、というのがこの本だ。自分の脳が好む情報...
「これからの「正義」の話をしよう」の読書感想文 本書はハーバード大学の政治哲学教授マイケルサンデルの講義「Justice」(正義)を書籍化したものであるが同講義は非常に有名で私自身著者を知るきっかけになったのが彼の講義を...
「忙しい日でも、おなかは空く。」の読書感想文 とにかく自炊をしてご飯が食べたくなる本。もともと料理や美味しそうな食べ物の描写がある本が好きである。それが物語でもエッセイでもかまわない。そんな本のタイトルを探して出会ったの...
「謎解きはディナーのあとで」の読書感想文 この話は財閥の一人娘、宝生麗子の目線で書かれてるが、その麗子を唯一馬鹿にした言動をする執事影山、そして勘違いも甚だしい麗子の上司である風祭警部の目線がところどころ入っており、その...
人は自分の思い通りに生きていたいと思う。でも、なかなかそうはいかない。諦めや妥協をしながら生きていく。決められた道を生きるのではなく、自分自身の人生を生きるために進む女性の話である。 主人公のワリスはアフリ...
「プライドが高くて迷惑な人」の読書感想文 本書は、「プライドが高くて迷惑な人」をテーマに、そうした人への心構えや対策法を講じている。私自身も職場の人間関係に悩んでいた時にこの本を手に取った。自分が悩まされていた人物も、こ...
読み終わって一番に思ったことは、本来人と人の関係もこういうものなのだろうなということだった。本著「アイの物語」はAI(人工知能)と人間の関係をえがいたSF作品だ。アイビスというロボットが人間である主人公にいくつかの物語を...
「ムーン・パレス」の読書感想文 私がこの作品と出会ったのは、私が28歳で社会人5年目、バリバリと働いていた頃のことです。もともと私は読書が好きで、京極夏彦や宮部みゆき、東野圭吾等の日本のミステリー小説を読むのが唯一の趣味...
「キップをなくして」の読書感想文① 「キップをなくしてはいけないよ」幼い頃、このセリフを耳が痛くなるほど言われ育った人は少なくないだろう。現在ではICカードやスマートフォンそのもので改札を通過できるようになっているが、数...
「空飛ぶ広報室」の読書感想文 主人公の元報道記者、その相手になる航空自衛隊の元パイロット。この2人に関係するすべての登場人物に好感が持て、大好きな作品である。作品の内容はフィクションであるが、航空自衛隊への徹底した取材が...
「二千七百の夏と冬」の読書感想文 この話はある考古学者が大昔、紀元前2700年、縄文時代の骨を発掘するところからから始まる。骨というかミイラは、まだ、10代の男女が向かいあって手を繋いだ物だ。そこから、古代に生きた二人の...
「さかなクンの一魚一会 まいにち夢中な人生!」の読書感想文 魚とさかなクンが大好きな小学校三年生の息子に読ませたいと思い買った本であるが、私の方がこの本に夢中になってしまった。どうして夢中になったかというと、さかなクンの...
「光の帝国―常野物語」の読書感想文 きっと私たちの周りにも、彼らは生きている。私たちと同じように。そう強く感じさせてくれる、暖かくもたくましい物語だ。きっと私たちの周りにも、彼らは生きている。私たちと同じように。そう強く...
この本は日本という国ひいては日本人がどのような方向に進めばいいか、わかりやすく諭した本である。私はこの本を読み、以下のように独自解釈したのでここに記す。 現代の日本は荒廃している。世界標準に近づきすぎている...
「キリン」の読書感想文 この本を読んだ時最初に思ったこと、それは「こんなことが実際にあるのか」ということ。精子バンク自体は日本にも存在するが、その精子をオークションで売り出すというイベントはない。この世界にも優秀な子ども...
「コーヒーが冷めないうちに」の読書感想文① 私はいつもどんな本を買うか決めて本屋に行くわけではない。暇な時にふらっと立ち寄り、気になった本を手に取りパラパラとだいたいの内容を読み、購入するかどうかを決める。だが、この本は...
「Another」の読書感想文 怖かったの一言だ。ホラーでもあり推理小説でもある。都市伝説のような小説と思いきやそれを超えていた。本当に怖いのに推理小説だから最後まで読まないと犯人がわかない。だから本を読むことをとめられ...