読書感想文「シンプルスキンケア(前田京子)」

スキンケアについて正解がわからなくなった人には、ある種の答えを示してくれる本である。私は、決して脂性というわけではないのに、ニキビができることが多い体質である。世間ではそれを混合肌というらしく、その改善のための化粧品もたくさん出ている。

 

いったいどういったものを選べばいいのか、有効な成分は何なのか、そもそもスキンケアって何なのか。そんな思いで、スキンケアについての本をたくさん読んでみることにした。まずは皮膚科の先生が書いた本。肌の構造、保湿に必要な成分、洗い方…化粧水がいらないという主張の本もある。

 

なるほどそういうものなのかと納得し、その有効成分が入った高い化粧品を使い始めてみた。使いながら、今度は化粧品について疑問を持った科学者の本を読んでみる。ふむふむなるほど。当然肌についての構造の説明は一緒であるが、その作者は世に出回る化粧品のほとんどを否定していく。

 

肌というのは、身体のもっとも表面にある部分で、外部から何かを入れようとする発想自体がそもそも間違っているという考え。うーむなるほど…。たしかに、敏感肌といわれる人やアレルギーの人が増えているといわれる昨今。有効成分を外から…という考えには、危険をはらんでいるのかもしれない。

 

 

でも、みんな言うことが違いすぎて何が正解かもうわからない!ただ、何冊か読んだ本で、必ず共通していること。それは「石鹸で洗うこと」が肌には良いということ。弱酸性の肌にはアルカリ性の石鹸で洗うことで自然と汚れを落とし、また本来の弱酸性に戻ろうとする再生力も育てていく。

 

なるほど、ちょっとしっくりきた。そこで、手作り石けんで有名な前田京子さんの本を読んでみることにした。石鹸の作り方について詳しく書いている本やその他の著書も読んだが、今現在一番生活に役立っていると思えるのが、この『シンプルスキンケア』である。まずは化粧品についての考え方を「心も体もリフレッシュするもの」と定義している。

 

使って気持ちが明るくなるもの、とも言える。著者はどんなに有効だといわれている成分も、少しでも不安があったら使わないようにしているらしい。たしかに、情報が氾濫し、何が正しいか分からない昨今、「楽しい」という気持ちが大切という考え方は非常にわかりやすい。

 

具体的には、エッセンシャルオイルと水、グリセリンを使った化粧水を紹介している。オイルの香りがさわやかで、つけるたびに気持ちがリフレッシュする。実際私も使っているが、化粧水を吹きかけて息を深く吸い込むと、なんだかホッとしてしまう。高い化粧品みたいに色々な成分が入っているわけではないけど、目に見えて何か変化があるわけではないけど、一日の中にそんな瞬間を持てることが肌にも心にも大切な気がする。

 

また、植物オイルを乳液代わりに保湿に使うことを薦めていて、オイルの成分や具体的な使い方も示している。スキンケアとしてだけでなく、料理への取り入れ方、また保存方法なども書かれていて、とても参考になる。私も使っているが、肌の調子は良く、経済的にもとてもありがたい。

 

材料さえそろえれば簡単に自分で用意できるものばかりで、ここ一年くらいスキンケア用品を買っていないほどだ。ちなみに石鹸については、使用する薬品の取扱いなどを考えると作るのは難しい…と個人的には思っている。ただ、購入する石鹸についての目安になるので、作り方の本なども読んでみると面白い。

 

とにかく、スキンケアについて道に迷ってしまった人には「心のリフレッシュ」という観点で選んでみるという一つの考えを示してくれる本だと思う。

 

(30代女性)

 

 

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