読書感想文「愛する人に。(石井ゆかり)」

愛に関する悩み相談の本かな、と思いながら読んだが、思いがけず自分自身を振り返ることになり、読んでいていろいろな発見があっておもしろかった。著者の占星術師として悩み相談を受けるときの、答えを押し付けるのではなく、ご本人に問いかけて、立ち止まって考えて、一緒に答えを探そうとする姿が読んでいて気持ちがよい。
 
すがすがしい気分になった。他人の恋愛の悩みを見ながら、自分自身にあてはめると、自分の長所や短所と、それが周りにどんな影響を及ぼすかが分かり、少し恥ずかしい気持ちになった。しかし、短所も長所の裏返し、と、短所に関しては「こういったことであなた自身も困っているのでは?」
 
とやんわり受け止め、長所は「これからこういった道が開けてくるかもしれません」と、明るい未来を描いてくれるので、読んでいて元気が出る。悩み相談で、こんなにワクワクした気持ちになったことはない。悩むことで明るい未来が開けるんじゃないかと思ってしまう。

 
 
 
一部、「自分には当てはまらないなぁ」という箇所もある。それはそれで、「こういう考え方もあるのか」という、新たな視点が生まれて面白い。人の悩みは十人十色なんだな、と実感する。そして何より、人の悩みだからこそ、難しい悩みでも読み進め、考えることができる。
 
安全な距離を保ちつつ、悩みに向き合うことができ、読むというか考える本、という印象だ。分かりやすく、なおかつ上から目線にならない著者のアドバイスも、読んでいて心強い。答えを押し付けるのではなく、本人が答えを出せるよう、最大限に分かりやすく悩みどころを「これはこういうことではないでしょうか?」と問いかけてくれる姿に、応援してもらってる感じがして、心があったかくなる。
 
思い通りにならない悩みがあるのは残念だけど、解決できたらもっと輝く自分になれる、そんな前向きな気持ちになれる。恋愛だけでなく、人間関係の悩みにも当てはまってしまう巧みな表現で、読んでいてうんうんとうなずいてしまうのもおもしろい。ちょっと目線を変えるだけで、こんなに気持ちが楽になるのかと。読んでいて、気持ちが楽に、前向きになる。
 
(40代女性)
 
 
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