発達障害は、子供の障害とよく言われている。しかし、ここ近年になって大人にも発達障害がある、正確には目立ってくるということがよく話題に上がる。この記事を書いた私自身も、いわばその一人で軽度の発達障害を持っている。
そんな私が大人の発達障害の本を書店や図書館などで色々な本を調べていたが、この本には随分とこの障害と付き合っていくにあたってどうすればよいのかまだわからずにいた時に随分と助けられたのだ。
大人の発達障害は脳の機能に滞りがあり正常に働かない結果、それぞれの症状が表れ出るのだ。ぱっと見はどこにでもいる、所謂「ふつうの人」にしか見えない。軽度発達障害の症状には、忘れ物が多かったり、人の目を見て話さなかったり、空気を読めない発言をしたり、物事を忘れ続けてたり‥というものがある。
誰にでもやりそうな事を何度もやり続けるので「努力が足りない」だとか「甘えている」「怠けている」という言葉で一蹴される事も非常に多いのだ。本人たちにとっては「わかっているけどできない」「それが大切なことだということがわからなかった」という事が非常に多い。
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その為周りの非難の言葉に自信をすっかり無くしてしまう発達障害者はあまりに多いのだ。私もそうだった。この本に助けられた部分は、第一に「自分の頑張りを認める、褒めることをわかりやすく記録する」ということだ。
あまりにもやらかし続ける自らを責めるよりも、「今日出来たことを記録して見返すことによって自分を褒めて少しでも自信を持つ」という事が実行できる。これのおかげで駄目だ!と叫びそうになる日も、ふとその記録を見返すと「なんだ、出来ないこともあったけど自分こっちでは頑張ってたじゃないか!」と少しでも嬉しくなれるし自分を励ませるのだ。
次に役に立ったことは、「周りの人にサポートをお願いする」ということだ。案外、どこまで他人に頼っていいのか実は私は今でも明確な基準が無いとわからない。なので、頼るときは相手に迷惑をかけているという気持ちが怖い時がある。しかしこの本でのお願いの仕方はたいへん役に立った。
相手と親しい仲であれば、「三日後の約束を覚えている自信がないから前日にもう一度言ってくれる?」と図々しいのを覚悟でお願いする。但しそれをしてもらったら何らかの形で感謝の気持ちを表す、(時々相手のお昼を奢るなど)というプロセスだ。
考えてみればこんな事は一般のいい大人からしてみれば当たり前の行動かもしれない。
しかし私を含む発達障害者にはこれすら難しいと思えるものなのだ。だから相手の気持ちを常に考える事はある意味トレーニングでもある。でもどうすればよいかわからない時は本を読んで参考にしてみたりもする。
この本はそんな私にとって、大変やさしい文章でそういったコミュニケーションの大切さを教えてくれたと思う。
(20代女性)
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