読書感想文「もものかんづめ(さくらももこ)」

どんなことでも個人の受け止め方にとってはこんなに楽しい出来事になる、私はこの本からそのようなことを学んだ。
 
この本はちびまる子ちゃんで有名なさくらももこのエッセイである。日常のほんの些細な疑問や出来事が作者によって面白おかしく書かれていて読むととても元気が出る作品だ。例えば、作者が学生時代水虫になってしまった話。エッセイストだから仕方がない、といってしまえばそれまでだがよくもまあ、ここまで自分の水虫について語ったな、という感想である。
 
学生時代の多感な時期にうつりやすく不潔なイメージのある水虫にかかってしまったということはすごく悩ましいことだと思う。それでもそのことをこうやって面白い話にする、ということはすごい才能だ。私の一番好きな話はこの中の宴会用の女、という部分である。さくらももこは短大卒業後一般企業のOLとして勤めていたが本人いわくそこで仕事が全然できず本人も漫画家としての仕事が忙しかったためやる気がなかったそうだ。

 
 
それでも他部署には面白い女として宴会要因として慕われていた、という話である。私もOLとして一般企業に勤めているが仕事で落ち込んでしまうときがどうしてもある。そういう時にさくらももこのこの本を思いだしあれだけの作品を作ってきた才能ある人も仕事が出来なかった、と言っていたし私も頑張ろう、と思うのである。
 
誰にでも苦手なこと好きなこと嫌いなことなどがあると思う。さくらももこのすごい所は好きなことに特化していれば他はどうでもいい、というストイックな点だと思う。私にはこのストイックさはないな、と本を読んでいて思った。好きなことなら一生やり続けられるか、と言われたらそんなことはなく好きなことも一生やり続けろ、と言われたら苦痛に感じてしまう。私にはストイックさがない分、仕事も頑張り息抜きもすることにしよう、と考える。
 
なんでもない出来事も面白く楽しく受け止め自分の好きなことに特化しているストイックなさくらももこ、この本を読むたび作者のすごさを感じる、そして自分との差を受け止め自分は自分らしくできることをしようというポジティブな気持ちになる作品である。
 
(20代女性)
 
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