「学年ビリのギャルが1年で偏差値を40上げて慶應大学に現役合格した話」の読書感想文①
子供を持つ多くの親達が、この本を手に取る理由はただ一つ、「この本を読んで真似すれば、わが子も慶應大学、いや東京大学も夢じゃないかもしれない」というものだ。目次を見て、まず合格のノウハウを探すのは真面目に勉強しているのだけれど今一つ成績に反映されない子供の親である。
母親対象の講演会で「知能の発達には絵本の読み聞かせが良い」と聞いたので、小さな頃から読み聞かせを続けてきた。英語教室も通った。本人は遅刻もせず学校に通い、高い月謝を払って塾も続けている。
それなのに、学校の先生や周囲からはいつもいつまでも、「大器晩成型」と親にとっては全く慰めにならないことを言われ続けている。「これまでの長い下積み生活があったのだから、この本のノウハウを実践すれば1年と言わず、今度の学年末試験で成果が現れるかもしれない」と期待する。
参考になる箇所は幾つかある。ただ、本と違うのはやはり人間だ。母というコントローラーによって生きてきた子供は、発見の喜びや選択の自由、それに伴う責任を知らない。依存することから逃れられない小鳥なのだ。
片や、普通のギャルが才媛の仲間入りをするためのノウハウを目次から探す親は、「うちの娘も良い大学に入れば、良縁に恵まれて、今の生活から家族ごと脱却できるかもしれない」という切実な思いだ。
ギャルとして成長してきて、見た目は悪くないから、あとはお金持ちで優秀な集団に入れれば良いと考える。私はと言えば、実はどちらの領域にも属する。巷に溢れる「何々のための30の方法」「あなたが何々になる10の方法」の類は殆ど通過した。
だが今はごく中流の、スーパーの折込チラシをチェックする人間だ。何故か。本の内容を参考にはしても、実践していないからだ。そして、性格。さやかちゃんとお母さんのような素直さが無い。
いつも疑心暗鬼で、「優しい言葉を囁くのはお金儲けが目的の人」という疑念が拭えず、大事な物を失うことが多い。当方に必要なのは、根本的に素直な心、純粋さだと教わった。
(40代女性)
うちのパパも読んでた!!!うちもちょっと読んだけど(JS6年時代に)けっこう面白だったで!!!
うち今、JC1年で
数学偏差値 29 理科偏差値 34
社会偏差値 34 国語偏差値 54
英語偏差値 62
やけど慶応大行けるかな?
まあ、そんなマジメなやつばっかのとこ
絶対行きたくないけどな!!!