読書感想文「クローバー・レイン(大崎梢)」

本屋さんで物色していたら、ある1冊の本の表紙が目に留まった。それが「クローバー・レイン」だった。ポプラ社の表紙のデザインは、編集者であることがわかる物になっている。タイトルロゴにまで丁寧にデザインされていて、一瞬にして惹かれてしまった。私は元々デザインの仕事をしている為、こういう原稿の直しのようなデザインにとても頷けた。

 

この本を読んで、たった1冊の本を出版するのにたくさんの壁や試練があるということを知った。有名でない作家さんでも、どうにか多くの人の手に取ってもらいたいという熱い想いが担当者にはあるのだ。そして出版しただけでは終わらない。次は、本を売り込むのに重要な営業だ。本を売るためには書店回りが欠かせない。どれだけ書店員さんと仲良くなるのかもコツになることがわかった。

 

 

 

これだけ読むと。凄く熱血な主人公なのだろうと思うかもしれないが、そんなことはなく、挫折を何回も繰り返してライバルとも戦い成功に導いていく。胸の奥んい秘めた熱い想いを色んな人にぶつけていき、出版までなんとかこぎつける。そして、単純なストーリーではなく、思いがけない展開に話が進んでいくからこそ最後まで飽きずに読めるのだ。

 

恋愛ももちろんあるがただの男女の恋愛だけでなく、本に恋をする、作家に恋をするなど色々な人が色々な形で恋をしているのだ。最後まで読むと、「クローバー・レイン」の「レイン」の意味がわかるようになっている。そんな細部にまで意味付けやデザインがされいると、理解が出来たときに読者としてはとても嬉しい。

 

1回読み始めてしまうともう止まらない。早く続きが読みたいという衝動に駆られる物語である。本が大好きな私にとって、1冊の本を出版するのにこれだけの工程があってたくさんの人の手によって作られることを知れたのは大きいことだ。今まで以上に本を大切にしていきたい。そして、有名でない作家さんの作品もどんどん発掘していきたいと思う。

 

(20代女性)

 

 

 

クローバー・レイン (一般書)
大崎梢
ポプラ社
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