読書感想文「まんがでわかる 7つの習慣(小山鹿梨子)」

父親が残したバーを再開するためにバーテンダーを目指した歩が、アルバイト先のバーのマスターやお客さんとの出会いを通じて成長する物語である。人は誰かの教えの通りに行動し、何かが起こると自分以外に原因や責任を追及したがるが、それでは本当の成長はできず自分の人格を高めることが人生を成功に導くことであるとこの本は説明している。

 

その具体的な方法として7つの習慣があるという。第1の習慣では「主体的である」。自分の人生は一切自分に責任がある。つまり、会社でミスをするのも上司に叱られるのも異性にふられるのも、一切これまでに積み重ねてきた人生の結果だということを自覚しないといけない。

 

主体的な行動は他人や周囲を変える。この「影響の輪」を意識して行動をすること。ただ、雨が降ってきたことに文句をいっても意味がない、どうにもならないことに悩んでも仕方がない。小さいことから主体的な行動を起こして影響力を高めることが必要。

 

 

 

第2の習慣は「終わりを思い描くことから始める」ことが必要である。まず、頭の中で完成後のイメージを作り、そこに到達するために何をすべきかを考えて自分や他人を導くことが生産的な前進につながる。自分の人生の脚本は自分でつくり、他人の脚本通りに生きているとたくさん選択肢があって迷ってしまう。

 

迷ったらまず、基本に立ち返ってみること。そのためには基本となる「原則」をしっかりと持つことが必要である。第3の習慣は「最優先事項を優先する」こと。多くの人は「緊急で重要なこと」に当然時間を割いてしまう。

 

でもそれは忙しくて疲れもたまるので「緊急でも重要でもないこと」すなわち待ち時間やテレビ・ネットを見続ける時間やだらだらとする時間に逃げてしまう。人生を充実させるためには「緊急でないが重要なこと」に時間を使うべきである。これは人間関係づくりや仕事や勉強の準備計画、健康維持や自己啓発の時間である。

 

時間を管理するということは、スケジュール通りに事を進めるわけではなく、自分の時間を管理していくことである。第4の習慣は「Win・Winを考える」こと。勝者がいれば敗者がいるという考え方は間違いで、お互いとって「勝ち」にならなければ交渉事はうまくまとまらない。

 

一方で相手に気遣うばかりで自分が「負け」となるやり方は不満が蓄積するだけで良い関係を構築することはできない。双方にとって「勝ち」となる関係を構築できないのであれば、「取引しない」という選択肢もあり得る。

 

第5の習慣は「まず理解に徹し、そして理解される」こと。話すことは人間にとって快楽であるから、誰もが自分の話をしたい。会話になっているようで実はなっていない。相手に信頼されるためには、まず相手の話を聞き相手を理解すること。相手の目線で話を聞き、心の底から相手を理解することが最も必要とされるコミュニケーションのスキルであるという。

 

第6の習慣は「シナジーを創り出す」ということ。対立する互いの相違点こそが混じり合うことで新しい価値を生み出すという。売り言葉に買い言葉ではなく、相手の相違点に共感する忍耐力の必要さを説いている。

 

第7の習慣は「刃を研ぐ」こと、すなわち自分の切れ味を研いでおくこと。肉体と精神、知性、社会とのつながりの4つの側面でバランスよく自身を一歩ずつあせらずに鍛えていくことを習慣にすればよい。例えばジョギングをしたり本を読んだり、ボランティアをすることである。

 

これらの習慣を日常的にすることで「本当の人生の成功」に自分を導くことができるとこの本は説いている。なかには当たり前のことも書いてあるが、実際、私はこの本を読んでハッと気づくことがたくさんあった。間違った習慣をしてしまっていたと感じた。

 

誰もが自分の人生の主役であるからこそもっと自分の人生について向き合うべきであり、どうすれば本当の成功を導き出せるのか考える必要がある。大げさな言い方ではあるが、少し人生が変わるかもしれないとこの本を読んで思った。

 

(20代男性)

 

 

 

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