読書感想文「スナックちどり(よしもとばなな)」
「スナックちどり」の読書感想文 この本はまとめてしまえば、女の友情の話だ。この本に登場する、ちどりと私はお互いいとこ同士なのだか、お互い同じ時期に大切な人を失うという経験をする。その辛い経験を乗り越えるために、イギリスへ...
「スナックちどり」の読書感想文 この本はまとめてしまえば、女の友情の話だ。この本に登場する、ちどりと私はお互いいとこ同士なのだか、お互い同じ時期に大切な人を失うという経験をする。その辛い経験を乗り越えるために、イギリスへ...
「素敵な日本人」の読書感想文 突然、別れを告げられた女性から十年たってしまったのに、会いたいと思うのだろうか。綺麗に別れた訳でもないのに、相手に怒りは感じないのだろうか。 男と女では、こんなにも物事への価値観が違うのかと...
ドラマ「逃げるは恥だが役に立つ」で大ブレイクし、様々な方面でマルチな才能を発揮している星野源さん。俳優、歌手、文筆業など、幅広い分野で活躍されており、まさに唯一無二の存在だ。そんな多忙な星野源さんの姿を端的に表現したタイ...
戦後間もない福岡の炭鉱を舞台とした、ホラーとミステリーの混ざりあった作品でとても楽しめた。導入部分がしっかりとなされており、炭鉱での専門用語なども理解しやすかった。炭鉱という特殊空間の世界に、主人公の波矢多と一緒にすんな...
益田は、同期に入社し、同じ寮に入ることになった鈴木と親しくなるものの、彼がかつて世間をさわがせた「黒蛇神事件」の犯人ではないかと疑うようになる。そして彼はついに事実を知る、という話。この小説に関するレヴューなどをネットで...
「夫のちんぽが入らない」の読書感想文① 「夫のちんぽが入らない」という書名、間違っても書店員に問い合わせはできまい。しかし強烈に頭に残るそのフレーズに、私は惹きつけられずにはいられなかった。人には様々な生き方があるという...
「アンナ・カレーニナ」の読書感想文 タイトルこそ、アンナ・カレーニナといった女性の名前であるが、群像劇のように構成された小説である。アンナだけでなく、誰しもが主人公といった体で書かれており、その都度それぞれの心情がとても...
岩井三四二著の時代小説「崖っぷち侍」(文春文庫)は、全体に平易な文章でテンポが良く、その世界にすっと入っていけるところが読んでいて気持ちいい。読了後、「うーむ、おもしろかったなあ」と自然に息をつける小説なんてそれほどお目...
前作のリカを読んで、続きがあると知りさっそく読みました。前作と同じようにリカの人間を超えた生命力に少し違和感を感じました。全開もピストルで撃たれたのに死ななかった点が納得いかなかったです。でも前作がおどろおどろしくてイヤ...
この本『ST プロフェッション 警視庁科学特捜班』は、ミステリー作家として有名な今野敏の最新作である。STシリーズは、2014年7月からのクールで、テレビドラマでも放送された今野敏の代表作にして、人気作である。シリーズを...
「限りなく透明に近いブル-」の読書感想文 僕の生活は灰色だ。特に面白いことも起こらず、特に特別でもなく、特に不幸でもない。まさしく灰色だ。黒くもなく白くもない。そんな時この本が目に入った。それはさびれた古本屋で、限りなく...
この物語はジブリ映画「魔女の宅急便」の続編の話である。原作はキキが大人になり、母親になるところまでが語られているが、こちらはそれの特別編。キキとジジが出会った、つまりキキが生まれたところから「魔女になる」と決心するところ...