読書感想文「しゃべれどもしゃべれども(佐藤多佳子)」
「しゃべれどもしゃべれども」の読書感想文 この小説を読んだ後は、しばらくは他の小説は読まないでいたいと思うほど心に入り込んでくる話である。言ってみれば、大好物を食べた後にこの美味しかった味や余韻をほかの食べ物で洗い流した...
「しゃべれどもしゃべれども」の読書感想文 この小説を読んだ後は、しばらくは他の小説は読まないでいたいと思うほど心に入り込んでくる話である。言ってみれば、大好物を食べた後にこの美味しかった味や余韻をほかの食べ物で洗い流した...
「おおかみこどもの雨と雪」の読書感想文 人間とオオカミ男が恋をするという非現実なところから始まるが、まるでどこにでもある話しのように感じる話であった。主人公・花はオオカミ男との間にオオカミと人間の間の子(おおかみこども)...
「娼年」の読書感想文 映画を観た後に原作に興味が出て、迷いましたが読みました。普通の大学生であるリョウが、どういった気持ちで娼夫として生きているのか、映画よりも詳しく伝わりました。結論としては、皆、愛を求めているんだな。...
「いまさら翼といわれても」の読書感想文 古典部シリーズ最新作ということで、文庫になるまで待とうと思ったのだが気になりすぎてハードカバーでも購入を決めた。主人公とその仲間が色々な不思議を紐解いていく話でアニメにもなり私はそ...
「きよしこ」の読書感想文 きよしこは作者本人の幼少時代のお話と言われている。作者は吃音症だった。吃音症とは言葉がどもってしまったり、言葉が出なくなったり、早口で滑舌が悪くなったりとうまく話せない症状のことだ。私自身も軽い...
「死神」の読書感想文 篠田節子氏の作品は大好きで、手に入るものは手当たり次第にほとんど読んでいるのだが、長編が多い著者の作品の中で細切れに何度も楽しめる読み応えのある短編集がこの「死神」だ。収録されている8編は、すべてあ...
「最後の医者は雨上がりの空に君を願う」の読書感想文 最期の医者は桜を見上げて君を想うの続編であるこの作品は、発売前から気になっていた為、発売日に本屋まで買いに行った。上下巻が一度に発売だったようなのでどちらも購入。読み始...