「芋虫」の読書感想文 この作品を読むきっかけとなったのは、2010年公開の「キャタピラー」を見る機会がこのGW期間中にあったので、映画を見る前に読んでしまおうと思い、本作が短編小説のためすぐに手に取りやすく、読み進めたの...

「心理試験」の読書感想文 用意周到に準備していたことが、かえって裏目に出る。この一言に集約してもいいんじゃないかと思える、江戸川乱歩の「心理試験」。金持ちの老婆を殺してその金を奪う、苦学生の自分が救われる、これのどこがい...

「少年探偵団」の読書感想文 名探偵明智小五郎のシリーズといえば怪人二十面相との対決で知られているが、忘れてはならないのが少年探偵団である。この少年探偵団は明智小五郎の弟子である小林芳雄少年が団員の十人の少年を募って結成し...

「黒蜥蜴」の読書感想文 とにかく主人公の黒蜥蜴の描写が妖艶かつ可憐な女性で、他に類を見ないほど魅力的だと感じた。物語は彼女が街中で裸でダンスを踊る場面からスタートするのだが、そのセクシーな描写にぐっと心を惹きつけられた。...

「人間椅子」の読書感想文① 人間椅子。このタイトルのインパクトはなかなかのものだと思う。タイトルを見た時、空気椅子をしている人に、座るという映像をイメージしてしまった。しかし、この作品の内容はそんなコミカルなイメージから...

「白昼夢」の読書感想文 この作品は16ページ程の短編で読むのにかかる時間はゆっくり読んでもさほどの時間はかからない。この作品は16ページ程の短編で読むのにかかる時間はゆっくり読んでもさほどの時間はかからない。しかし、その...