「太陽は動かない」「森は知っている」に続く鷹野一彦シリーズの3作目である。正直、書評やネットのレビューの評価は芳しくないが、私は面白かった。「水道事業民営化」を巡る利権争いが発端の九州でのダム爆破テロからスタートし、息も […]
読書感想文「ウォーターゲーム(吉田修一)」

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読書感想文「横道世之介(吉田修一)」

この小説をすべてを読み終えた時、心に溜めていた涙が堰を切って溢れ出てきたことに自分でも驚いた。こういう小説は初めてだ。そしてその涙の成分が、そこそこ複雑な思いから出来上がっていることも以外だった。主人公の横道世之介が私と […]
読書感想文「愛に乱暴(吉田修一)」

愛に乱暴、という本を読んで私は自分の夫婦生活や周りの様々な夫婦問題について考えさせられた。この本を借りる前は、どんな内容なのかテーマは何なのか全く調べなかったため、題名を見たときは恋愛小説か何かだろうと思った。 &nbs […]
読書感想文「怒り(吉田修一)」

映画化されるということで作品を知ったが、あらすじが面白そうだっので映画公開まで待ちきれず、原作小説を読んでみた。この『怒り』という小説を読んで一番感じたのは、『人を信じれるか信じれないか』ということ。そこの表現がとても深 […]
読書感想文「悪人(吉田修一)」

読んだ後 暫く呆然としてしまった。祐一と光代の世界に浸りきってなかなか抜け出せなかった。著者の作品は日の当たる道を歩めない、もしくはいやおうなくアウトサイダーの道を歩まざるを得ない人間を描くものが多いが、そこが私の好きな […]