筒井康隆読書感想文「残像に口紅を(筒井康隆)」2023.06.10「残像に口紅を」の読書感想文 この本は、いわゆる実験小説というジャンルの中に入る小説の一つである。「世界から一文字ずつ言葉が消えてゆく」というテーマで物語が進んでいく。初めは、「もしこの世界に「あ」という文字がなかったら...
筒井康隆読書感想文「旅のラゴス(筒井康隆)」2024.10.17「旅のラゴス」の読書感想文① 人生は旅のようなもの、という比喩はよく目にする。実際にこの「旅のラゴス」は、ラゴスという主人公が現世とは違う不思議な世界を、人生をかけて旅していく物語である。特に筒井康隆ファンでもないので、...