新庄耕読書感想文「狭小邸宅(新庄耕)」2018.05.31この小説の主人公は不動産営業に従事する、若手社員である。都内の有名私立大学を卒業しつつも就職活動に失敗し、行き場がないがゆえに、学歴、職歴不問の不動産業界に入ったという消極的な人物で、不動産には何の思い入れも持っていない...