ミラン・クンデラ読書感想文「存在の耐えられない軽さ(ミラン・クンデラ)」2016.09.30一見、小説とは思われないようなタイトルである。実際、内容もすこし哲学書のような印象を受ける。しかし読んでいくと、これはれっきとした純粋小説であるということがわかる。章は7つに分かれているが、第一部の「軽さと重さ」というパ...