読書感想文「オリジン(ダンブラウン)」
「オリジン」の読書感想文 AIという存在については、テレビで時折取り上げられるような嘘かほんとか、のような情報しか持っていなかったが、この本を読んだことで、AIという存在は思ってた以上に人類にとって大きな存在なんだなと感...
「オリジン」の読書感想文 AIという存在については、テレビで時折取り上げられるような嘘かほんとか、のような情報しか持っていなかったが、この本を読んだことで、AIという存在は思ってた以上に人類にとって大きな存在なんだなと感...
「沈黙のパレード」の読書感想文① この話はガリレオシリーズの続編であり、長編小説である。ガリレオシリーズを読んだことがあると分かるが、この話も例によって刑事の草薙が抱える事件を湯川が解決するという話である。 だが、今回の...
「送り火」の読書感想文 芥川賞を受賞した作品ということで、書店に行く度、気にかけていた。手に取るきっかけとなったのは、帯に書かれた「少年たちは、暴力の果てに何を見たのか――」という一文だった。『送り火』というタイトルから...
「スマホを落としただけなのに 囚われの殺人鬼」の読書感想文 映画も大ヒットの「スマホを落としただけなのに」の続編である「スマホを落としただけなのに 囚われの殺人鬼」これも面白かった。今回は殺人の描写やエロい部分も少なく、...
「刺青」の読書感想文 何かで紹介され、ずっと気になっていた短編。いつか時間のあるときに本屋さんに探しにいこうと思っていたら、家族が持っていたので拝借した。谷崎潤一郎の作品はこれまで一度も読んだことがなかった。名前は知って...
「どちらかが彼女を殺した」の読書感想文 この作品は最後まで、犯人が誰なのかハッキリとわからない作品である。具体的にいうと主人公の妹を殺した犯人は、妹の友達か、その友達の彼氏のどちらかである。 最後まで、どちらなのか分から...
「雨・赤毛: モーム短篇集(I)」の読書感想文 他のモーム作品と違って中野好夫さんの翻訳で読んだがほとんど気にならない訳で割りと好きなタイプ。もう古典に位置づけられても良いくらい古い日本語になるはずだけれど言い回しが気に...
「変身」の読書感想文 この本は一言でいえば「脳移植」の話である。タイトルの「変身」と「脳移植」というキーワードから大まかなあらすじは想像できると思うが、まさにそれである。 純粋で優しくて、絵を描くことが好きだった青年が、...
「おばちゃまはシルクロード」の読書感想文 『おばちゃまはシルクロード』は、ドロシー・ギルマンの「ミセス・ポリファックス・シリーズ」の1冊だ。ミセス・ポリファックスが中国に潜入する物語である。任務は、重大な軍事機密を握る中...
「OUT」の読書感想文 何度も読み返してしまった。内容は濃いし、好みも大きく分かれる作品だと思う。しかしながら、、主人公の境遇はよくある感じなのかもしれない。主婦であってもみんなが社会に上手く入り込め、対人関係も上手に・...
「徳川家康」の読書感想文 本書は徳川家康の歩みを軸に、戦国時代末期の様々な人間模様が描かれている。 主人公である家康が、我を抑えて乱世を鎮めることにひたむきに心を砕いていく一方、周囲の野心家たちは次々と軽挙な行いをふるま...
「蜜蜂」の読書感想文 私が蜜蜂の大量失踪が起こっていると聞いたのは、もう10年以上前のことだ。養蜂家の仕事のメインがハチミツを集めることではなく、農家に蜜蜂をレンタルすることだとも初めて知った。蜜蜂は巣箱から一定の範囲で...
「月と六ペンス」の読書感想文 モームが若かりし頃に出会った画家ゴーギャンから着想を得て書いた小説とのことで、どうしてもゴーギャンの絵を頭に思い浮かべながら読んでしまう。どこまでが史実に基づいていてどこからが創作なのか。し...
「復活」の読書感想文 主人公青年は、かつての自分の自堕落な行為によって裁判にかけられるヒロインを偶然にも目にすることとなる。彼女を犯罪に巻き込まれるような立場においやったのはかつての自分の愚かな行いが元と知った主人公は、...
「黒い家」の読書感想文 ホラー系の作品として有名だったので最近読んだ。序盤のあらすじとしては、保険会社に勤めている若槻という主人公の元に、菰田重徳という男がやってくる。そして、彼と詳しい話をするために、若槻が菰田家へ訪れ...
「あまねく神竜住まう国」の読書感想文 荻原規子さんの作品はとても好きで、昔から何度と読んでいます。特に好きな作品は勾玉シリーズと呼ばれる三部作です。日本がまだ神と人間の境があまりなかったころの話です。日本が舞台の古代ファ...
「どうしてあんな女に私が」の読書感想文 書店の文庫新刊コーナーでふと見かけ、キャッチーなタイトルと表紙の雰囲気が面白そうだなぁと感じて購入した。著者になじみがなかったので調べてみたら、なんと女性の官能小説家で、そう思って...
「ドールハウスの人々」の読書感想文 球体人形作家で大学生のソウスケと、その彼女ヒヨリが非現実的な事件に巻き込まれていくホラー系小説である。ソウスケは若くして球体人形を作ることに長けており、天才的だと称されている。ヒヨリも...
「溺レる」の読書感想文 2002年に発売された川上弘美著の短編集です。表題作の「溺レる」を始めとして、どこか浮世離れした、そしてあやしい男女関係を描き出した短編8編が収録されています。表題作の「溺レる」では、中年男女がア...
「下町ロケット ゴースト」の読書感想文 『下町ロケット ゴースト』は、10月スタートのドラマ「下町ロケット」の前半の原作本である。この作品は、次の『下町ロケット ヤタガラス』の導入という色彩が強いと感じる。なぜなら、読後...
「息がとまるほど」の読書感想文 タイトル通りこの小説を読んでいると「息がとまるほど」息苦しさを感じる。ただそれは読んでいる事が不快なわけでは決してなく、自分自身がシチュエーションは違えどこの小説に出てく女達と重なる部分が...