読書感想文「みだれ髪(与謝野晶子)」
「みだれ髪」の読書感想文 与謝野晶子の詩はたまにエッセイや新聞などで部分部分を楽しむことはあったが、改めて読んでみてこうやって本格的に与謝野晶子を楽しむのは学生以来だったので本当に新鮮であった。本を読むことは好きで金子み...
「みだれ髪」の読書感想文 与謝野晶子の詩はたまにエッセイや新聞などで部分部分を楽しむことはあったが、改めて読んでみてこうやって本格的に与謝野晶子を楽しむのは学生以来だったので本当に新鮮であった。本を読むことは好きで金子み...
「舞姫」の読書感想文① この作品を読んで思ったことは、主人公の豊太郎は少し自己中心的な人物だなと第一に思った。最後は二人が離れ離れに生きながらも遠くで気持ちだけは繋がっていればいいなと読者としては思った。おそらく多くの読...
「高瀬舟」の読書感想文① この物語は非日常な内容ではあるが、そこに絡んでくる喜助という少し変わった罪人を通して死についてを考えさせられる作品である。 この作品の面白いのはこの船が流刑になった人間を乗せる船であり、その船主...
「檸檬」の読書感想文① この作品を読むと肩の力が抜ける。どうしても社会の中で生きていくと、自分の評価を気にしたり他人と違うことを恐れたりしてしまいがちになる。もちろん私もその一人である。失敗を恐れて、でもどこかで人から評...
「山月記」の読書感想文① 私はこの作品がすごく好きだ。誰でも持っているプライドや羞恥心などのマイナスな部分を描いている作品だからである。 私自身は特別な特技を持っていたり、高学歴だったりするわけではないので、主人公のよう...
「よだかの星」の読書感想文① 私は、この「よだかの星」にとてもパワーをもらった。この作品では主人公のよだかは周りの鳥たちに本当の自分を認めてもらえず、ありもしない中傷を言われてしまったり、理不尽にも名前を変えろと言われた...
「富獄百景」の読書感想文① 私はこの作品を初めて読んだのだが、とても感情移入しやすい作品だと思った。太宰というと少しマイナスの感情が作品の中でぶつけられているイメージもあるがこの作品は日本で有名な富士山が生活をしていくな...
「夢十夜」の読書感想文 この作品は十の夢について短編形式で書かれている。正直、最初に読んだときは理解ができなくて、何度も同じ文章を読み返したりしてどんな意味なんだろうと文字の裏側にあるものや、情景を一生懸命に理解しようと...
「プラチナデータ」の読書感想文 自分の行ったことの結果が何を起こしているのだろうか。この本を読んだあと、私はそれを考えた。全国民のDNAをデータ化し、それを利用し犯人の遺留品などからどのような事件も解決するようなDNA犯...
「西の魔女が死んだ」の読書感想文① 私は大学受験に失敗し、あまり行きたいと思わなかった大学に進学することになり、かなり落ち込んでいた。入学後は、大学をやめようかどうか本気で悩んでいた。そのころに出会った一冊の本が、「西の...
「五体不満足」の読書感想文① まずこの本の表紙の写真に驚かない人は居ないだろう。作者乙武洋匡さんの姿からは、手も足も見えない。電動車いすに乗っている笑顔の彼の姿。初めて書店でこの本を見たとき、全く彼に関しての知識の無かっ...
「ノルウェイの森」の読書感想文① この物語は、親しいものに先立たれ、絶望しながらも生きることを選んだ主人公を描いている。また、学生運動の時代が生き生きと描かれていて、60年代のジャズ喫茶などの描写がリアルに感じられる。読...
「やまなし」の読書感想文 この作品は小さな兄弟蟹から見た自然界、川での生活が描かれている。この本を読んで私がまず最初に思ったのは子供のころに行ったおばあちゃんの家の川である。私はそこで蟹をつかまえることはしなかったが、見...
「サイコメトリック・キラー」の読書感想文 「どこもかしこも声だらけだ」2週間の昏睡状態からようやく回復したデイヴィッド・ヴァンデマークはそう言い放ち、まともに会話ができるようになるまでは2日も要した。不運にも瀕死のエレベ...
「死者のノック」の読書感想文 「どうして人を殺してはいけないの?」そんなことをふと考えたことがあるだろう。現代社会には陰惨な事件が多い。日本だけでなく、世界中で殺人事件によって命を落とす人がいる。私はもちろん、どんなこと...
「羅生門」の読書感想文① 芥川龍之介の作品「羅生門」は人の豹変というものを初めて考えた作品だった。この作品に出てくるキャラクターは一人は職をなくした下人、もう一人は老婆であるが、私はこの羅生門の中に出てくる下人の豹変ぶり...
「愛着障害 子ども時代を引きずる人々」の読書感想文 正直な話、私は最初、愛着障害というこの本の題名を見た時、あまり期待を持っていなかった。なぜかと言えば、今まで発達障害についての解説本をいつも衝動買いして後悔してきたから...
「ヨーロッパぶらりぶらり」の読書感想文 私はこの本を近所の本屋さんでまさに「ぶらりぶらり」していたところでたまたま見つけた。その時は何が書いてあるのかあまり期待もせずに買ったのだが、とにかく笑った。こんなに笑った本は久し...
「帰郷」の読書感想文 心が疲れている時、わたしはロザムンド・ピルチャーの本が読みたくなる。特にこの『帰郷』は、精神的に辛い時に何度も読み返している。14歳の主人公のジュディスはイギリスのコーンワルに母親、歳の離れた妹、そ...
「彼岸花」の読書感想文 人生五十年(現代はもっと長い)、その中で悲劇があれば喜劇もある。わらわらと群れ住む人間たちが、個々にいかなる悲喜劇を抱えていようが、地球は自転し時間は前へ進む。それが世界だ。そう言ってしまえば冷た...
「ダブリンの人びと」の読書感想文 「大作家というのはなによりも民族的なのです。彼ら自身の民族性が強烈であってはじめて国際的になれるんです。私自身はといえばいつだってダブリンについて書いています。だって、ダブリンの核心に到...