読書感想文「フランス人は10着しか服を持たない(ジェニファー・L・スコット)」
「フランス人は10着しか服を持たない」の読書感想文① この著書は、アメリカのカリフォルニアで育った著者が、大学時代にフランスへ留学した時にホームステイした家で学んだ事が書かれている。 著者は、物質主義と言われているアメリ...
「フランス人は10着しか服を持たない」の読書感想文① この著書は、アメリカのカリフォルニアで育った著者が、大学時代にフランスへ留学した時にホームステイした家で学んだ事が書かれている。 著者は、物質主義と言われているアメリ...
「GOTH 僕の章」の読書感想文 乙一作品に共感したのは、友達が出来ず孤独を感じていた高校生の時である。ホラー映画や猟奇的な殺人事件に興味があった当時、GOTHに登場する殺人鬼は、これまで読んだ小説に登場する殺人鬼達とは...
「変身」の読書感想文① 余りにも有名で、奇怪なこの冒頭に釣られ、この作品を読んだのは私がまだ十代のころであった。その時は主人公・グレゴールが“変身”してから後の展開……家族との葛藤やグレゴール自身の心理の変化にばかり注目...
まあるい優しい気持ち。この本を読み終えると、こんな思いで満たされる。ゆっくりとページを閉じて、余韻を楽しんだあと、また初めから読み直したくなる。 もう一度、ぶたぶたさんに会いたい、ぶたぶたさんのまわりの優し...
「もものかんづめ」の読書感想文 どんなことでも個人の受け止め方にとってはこんなに楽しい出来事になる、私はこの本からそのようなことを学んだ。この本はちびまる子ちゃんで有名なさくらももこのエッセイである。 日常のほんの些細な...
「ふなふな船橋」の読書感想文 こんなにも人は、いろいろな物に支えられて生きていたのだと、改めて感じさせてくれる作品であった。自分の周りにいる人は勿論だか、所有物にも意味があるように感じられた。実は、私も子供の頃からお人形...
死それぞれの重さは変わらないのに、扱いが違うのはなぜだろうか?故人を偲ぶ時に本当に必要なものは何だろうか?私たちの中にいる、その死すら顧みられない人は、本当にその仕打ちに値するような人間なのだろうか?物語には、読者にむか...
「硝子戸の中」の読書感想文 「硝子戸の中」は病後間もない漱石が自宅の書斎で綴った三十九編から成る短編集である。体調が思わしくないのか、葬儀や死についての話が多いのも気になるところである。 1日で読めるほどの小さな作品では...
日常や旅行で使用する会話の中の1文を1ページで取り上げ、イケナイ日本人的表現について解説をする形で約220のフレーズで全体が構成されている。本書のおびには「その英語、ネイティブはウンザリしています!」と書かれており、非ネ...
「平面いぬ。」の読書感想文 この本と出会ったのは、中学生の頃だった。当時は小学生用の大きめの文字にルビがふられていたりするような本しか読んだことのなかったわたしだったが、隣の席の男の子が読んでいる本に驚いたことを覚えてい...
「女子大生会計士の事件簿」の読書感想文 この本は私の将来を決めてくれた1冊となった本である。高校に入学し、将来の大学の進路や文系理系の選択すら迷っていた私がたまたま書店でこの本を手に取り購入した。 読み進めていくうちに企...
「高学歴なのになぜ人とうまくいかないのか」の読書感想文 まず、タイトルに物凄く惹かれて興味を持った。自分は学歴はまあよいほうだが、いつも誰とでもうまくやっていけるわけではない。もちろん人間なので、ありとあらゆる人とうまく...
「チェルノブイリの祈り」の読書感想文 2015年度ノーベル文学賞がベラルーシのジャーナリストで作家のスベトラーナ・アレクシエービッチに贈られた。福島原発事故が起きたときまず私たちが思い出したのは1986年のチェルノブイリ...
「風立ちぬ」の読書感想文① タイトルの「風立ちぬ」は、フランスの詩人ポール・ヴァレリーの詩「Le vent se lève, il faut tenter de vivre」が引用されており、これに対する訳が「風立ちぬ ...
「ぼくは勉強ができない」の読書感想文① この本を読もうとしたきっかけは、この本の裏表紙にあった、ぼくは確かに成績が悪いよ。でも、勉強よりも素敵で大切なことがいっぱいあると思うんだ。という文章に惹かれたことにある。 たとえ...
「スノードーム」の読書感想文 子供のころ、ふと自分は漫画のコマに描かれるキャラではないかと、思ったことがある。巨人のようなものの手で、原稿に描かれたその物語を自分は生きているのではないかと。何故そう思ったのかは分からない...
「虞美人草」の読書感想文 藤尾は男を弄ぶ。一毫も男から弄ばるる事は許さぬ。藤尾は愛の女王である。藤尾は愛は愛されることで、自ら愛することではないと思っている。 凡人にはとても、そこまで思えるほどの自信をないが、藤尾は男な...
自転車と言えば、通学を思いだす。駅までの片道十五分ほど、雨の日も風の日も、ほぼ休まず自転車をこいできた。楽しかったというよりは、きつかった覚えがある。別に遅刻しそうでもないのに、また帰り道でも、何故だかペダルをかく足を緩...
この本を読み終わってすぐに、インターネットで戦後移民対策について調べた。本を読んでいて、現実にこのようなことがあったような気になったからだ。そして、実際にあった。本の中ではブラジルのアマゾンに送られた日本人について書いて...
主人公の少年が、先生に文章を書くことを勧められ日記をつけるよう になる。その日記と、他に彼が書い たらしい創作文を挟みこみながら 男の刑事が捜査をしている話が進行 する。 母親の恋人の男に虐げられ、 ろくに...
「肩ごしの恋人」の読書感想文 世の女性は、きっと誰もがるり子であり、萌でもある。私はどちらかといえば萌だ。萌のいう、優しいのも、可愛らしいのも、女らしいのも見かけ倒しで、皮を一枚めくれば、気紛れで、自惚れ屋で、浅はかで、...