感想ライブラリー

読書感想文「指の骨(高橋弘希)」

太平洋戦争中、南方の架空の島の野戦病院に収容された一等兵の主人公と戦友たちの様子を戦争体験のない作者が資料を元に書いたものだ。想像で書いたとは思えないほどのリアリティに圧倒され、引き込まれて一気に読んだ。亡くなった兵士の […]

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読書感想文「送り火(高橋弘希)」

芥川賞を受賞した作品ということで、書店に行く度、気にかけていた。手に取るきっかけとなったのは、帯に書かれた「少年たちは、暴力の果てに何を見たのか――」という一文だった。『送り火』というタイトルからは想像できない、暴力の世 […]

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